日本の歴史を貫く柱
発売日
2014年08月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67609-8

日本の歴史を貫く柱

著者 副島隆彦著 《評論家》
主な著作 『預金封鎖』(祥伝社)
税込価格 825円(本体価格750円)
内容 日本はなぜ、あの戦争に敗れたのか。日本思想史と世界史の隠された構造から真実を読み解き、日本の在るべき姿を問うた著者渾身の一冊。



 日本(人)の歴史を貫く柱は何なのかを、私はずっと考えてきた――。

 本書は、日本とアメリカの政治思想を専門とする碩学が、日本人の精神の歩みと日本人の真の在り方を問うた、渾身の論考である。著者は、中世から昭和史を一貫して突き動してきたものとして、中国のある人物の存在に注目する。しかし、その精神性は、敗戦とともに失われてしまったという。その背景にあった「世界史の構図」とは何か、日本人の歩むべき道とは何か……。かつてない視点で読み解かれた日本史の全体像に、読む者は驚きと知的興奮を覚えずにはいられないだろう。

 『時代を見通す力』を改題。

 【目次】

 第1章 「義」の思想を日本が受容した

 第2章 現在につながる仏教と神道の対立

 第3章 江戸中期の思想家、富永仲基を評価する

 第4章 黒船来航とロックフェラー石油財閥の始まり

 第5章 明治維新はイギリスの世界戦略の中に組み込まれていた

 第6章 昭和史の背後に戦争を仕組んだものたちが潜む