不幸を選択したアメリカ
発売日
2009年01月26日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70491-3

不幸を選択したアメリカ
「オバマ大統領」で世界はどうなる

著者 日高義樹著 《ハドソン研究所首席研究員》
主な著作 『資源世界大戦が始まった』(ダイヤモンド社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 二〇〇九年大不況の来襲、アジアから撤退する米軍、そして世界はまた弱肉強食の時代へ――。ワシントン情報から読み解く最新国際情勢。



 「アメリカは未曾有の危機にある。変わらねばならない」

 この言葉によってアメリカ国民は魔法をかけられて、「オバマ大統領」を誕生させてしまった。それは、不幸な選択だったのではないか――と著者は語る。

 オバマ新大統領は、アメリカの景気をジャンプスタートさせるために、公共土木事業の推進を宣言している。また、膨大な公的資金を投入してアメリカの金融界や自動車産業を立ち直らせようとしている。だが著者は、新大統領が打ち出している政策の効果に対して悲観的だ。それどころか、「魔法から目が覚めた後、アメリカの人々は、オバマ大統領によって魔法にかけられる前よりももっと惨めな、そして貧しい状態に落ち込んでいることに気がつくはずである」と不吉な予告をしている。

 2009年大不況の来襲、アジアから撤退する米軍、そして世界は弱肉強食の時代へ……オバマはそれをCHANGEできない! ワシントン情報から読み解く最新国際情勢。