書籍

- 発売日
- 2012年05月09日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-80430-9
霖雨(りんう)
著者 | 葉室麟著 《作家》 |
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主な著作 | 『蜩ノ記』(祥伝社) |
税込価格 | 1,870円(本体価格1,700円) |
内容 | 長い雨が降り続こうとも、いつかは上がる時が来る――豊後日田の儒学者・広瀬淡窓と弟・久兵衛が、困難に立ち向かう姿を描く歴史長篇。 |
天領である豊後日田(大分県日田市)で、私塾・咸宜園を主宰する広瀬淡窓(儒学者・詩人)と家業を継いだ弟・久兵衛の物語。入門にあたり年齢・学歴・身分を問わない淡窓の教育方針は当時としては画期的。全国から入門希望者が集まったが、お上にとっては危険な存在で、西国郡代からのいやがらせが続く。一方、掛屋を営む弟の久兵衛も、公共工事を請け負わされ、民の反発をかって苦境に陥っていた。
そんな折、大塩平八郎の乱に加わった元塾生が淡窓のもとに逃げてくる。お上に叛旗を翻した乱に加わった弟子に対し、淡窓はどんな決断を下すのか。また久兵衛は難局を乗り切ることができるのか。
本書は、直木賞作家である著者がデビュー以来、温めてきた題材。手を携えて困難に立ち向かいながらも清冽な生き方を貫こうとする広瀬兄弟の姿を通し、「長い雨が降り続いて心が折れそうになっても決して諦めてはいけない」というメッセージが切々と胸に迫る歴史小説。
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