歴史街道
発売日
2023年10月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2023年11月号

今月号の読みどころ

近年、関ケ原合戦については、新説が次々と出され、その見方が大きく揺れ動いています。
たとえば、「直江状は偽書である」「小山評定はなかった」「小早川秀秋への問い鉄砲はなかった」といった具合ですが、果たして合戦の実相はいかなるものだったのでしょうか。
今回の総力特集〈新・関ケ原――「天下分け目」をめぐる謎〉では、それらの論点を整理しつつ、徳川家康が勝利に至るまでのターニングポイントや、家康のライバルとなった石田三成と毛利輝元の思惑、決戦場の地形、徳川家に挑んだ真田昌幸・信繁親子の「心のうち」など、様々な視点から関ケ原合戦を読み解いていきます。
特別インタビューとして、大人気シリーズ『センゴク』の作者であり、『大乱 関ヶ原』を連載中の漫画家・宮下英樹氏も登場!
また今回の総力特集では、〈歴史紀行編〉と題して、関ケ原とその後の秘話をたどる旅記事も3本掲載。
行楽の秋に、本誌を片手に現地を訪ねてみてはいかがでしょうか。
特別企画は〈考証家がご案内! 江戸時代と時代劇がもっと面白くなる話〉。
多数の時代劇作品で考証を手掛ける山村竜也氏が、テレビや映画には映らない「本当の江戸時代」をQ&A形式で解説します

公式サイト
今月号の目次
総力特集 新・関ケ原 「天下分け目」をめぐる謎
【総論】小山評定と問い鉄砲はなかったのか? 関ケ原をめぐる論点
笠谷和比古
14p
ビジュアル 決戦への道のりと全国で繰り広げられた激闘

24p
特別インタビュー 『センゴク』の作者が描く“政治劇”としての面白さ
宮下英樹
26p
家康を「天下人」へと押し上げた5つのターニングポイント
黒田基樹
32p
石田三成、毛利輝元…西軍を主導した男たちの思惑
光成準治
38p
決戦地の「地形」を読み解く! 勝敗を分けたものとは
谷口研語
44p
徳川軍団は何をしていたか…「天下分け目」の舞台裏
橋場日月
50p
徳川に刃向かい続けた真田親子の「心のうち」
武川 佑
56p
コラム 決戦後の家康

60p
総力特集・歴史紀行編 ―関ケ原とその後の秘話をたどる旅
細川幽歳と田辺籠城戦―劣勢を戦い抜いた町、舞鶴をゆく

61p
名古屋から見える関ケ原後…秀吉・家康・清正のゆかりの地を訪ねて

66p
町づくりと縁結びで足跡を! 本多忠勝とその子孫が桑名に残したもの

71p
連載 ほか
関ケ原合戦、ちがひの条々
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.196
坂本昌行
7p
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第3回
川越宗一
82p
歴史街道伝言板

92p
BOOKS・CINEMA

94p
この著者に注目!
蝉谷めぐ実

96p
戦争の裏側で暗躍した世界の女スパイたち
奈落一騎
97p
京の名刹・禅林寺を開創に導いた真紹僧都の願い
鷹橋 忍
102p
第二次世界大戦秘話 日独往復に挑んだ日本海軍の潜水艦
松田十刻
76p
特別企画 考証家がご案内! 江戸時代と時代劇がもっと面白くなる話
山村竜也
106p
20代・30代におすすめ! 人生を豊かにする名作古典
長尾 剛
114p
「改革者」か「悪帝」か… ローマ皇帝コンスタンティヌス1世の真実
比佐 篤
119p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
歴史街道脇本陣

127p
空から味わう日本の名城
第2回 高根城
写真・文 畠中和久
130p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。