雑誌
歴史街道 2023年11月号
今月号の読みどころ
近年、関ケ原合戦については、新説が次々と出され、その見方が大きく揺れ動いています。
たとえば、「直江状は偽書である」「小山評定はなかった」「小早川秀秋への問い鉄砲はなかった」といった具合ですが、果たして合戦の実相はいかなるものだったのでしょうか。
今回の総力特集〈新・関ケ原――「天下分け目」をめぐる謎〉では、それらの論点を整理しつつ、徳川家康が勝利に至るまでのターニングポイントや、家康のライバルとなった石田三成と毛利輝元の思惑、決戦場の地形、徳川家に挑んだ真田昌幸・信繁親子の「心のうち」など、様々な視点から関ケ原合戦を読み解いていきます。
特別インタビューとして、大人気シリーズ『センゴク』の作者であり、『大乱 関ヶ原』を連載中の漫画家・宮下英樹氏も登場!
また今回の総力特集では、〈歴史紀行編〉と題して、関ケ原とその後の秘話をたどる旅記事も3本掲載。
行楽の秋に、本誌を片手に現地を訪ねてみてはいかがでしょうか。
特別企画は〈考証家がご案内! 江戸時代と時代劇がもっと面白くなる話〉。
多数の時代劇作品で考証を手掛ける山村竜也氏が、テレビや映画には映らない「本当の江戸時代」をQ&A形式で解説します
たとえば、「直江状は偽書である」「小山評定はなかった」「小早川秀秋への問い鉄砲はなかった」といった具合ですが、果たして合戦の実相はいかなるものだったのでしょうか。
今回の総力特集〈新・関ケ原――「天下分け目」をめぐる謎〉では、それらの論点を整理しつつ、徳川家康が勝利に至るまでのターニングポイントや、家康のライバルとなった石田三成と毛利輝元の思惑、決戦場の地形、徳川家に挑んだ真田昌幸・信繁親子の「心のうち」など、様々な視点から関ケ原合戦を読み解いていきます。
特別インタビューとして、大人気シリーズ『センゴク』の作者であり、『大乱 関ヶ原』を連載中の漫画家・宮下英樹氏も登場!
また今回の総力特集では、〈歴史紀行編〉と題して、関ケ原とその後の秘話をたどる旅記事も3本掲載。
行楽の秋に、本誌を片手に現地を訪ねてみてはいかがでしょうか。
特別企画は〈考証家がご案内! 江戸時代と時代劇がもっと面白くなる話〉。
多数の時代劇作品で考証を手掛ける山村竜也氏が、テレビや映画には映らない「本当の江戸時代」をQ&A形式で解説します
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総力特集 新・関ケ原 「天下分け目」をめぐる謎
【総論】小山評定と問い鉄砲はなかったのか? 関ケ原をめぐる論点 |
笠谷和比古 |
14p |
ビジュアル 決戦への道のりと全国で繰り広げられた激闘 |
24p |
|
特別インタビュー 『センゴク』の作者が描く“政治劇”としての面白さ |
宮下英樹 |
26p |
家康を「天下人」へと押し上げた5つのターニングポイント |
黒田基樹 |
32p |
石田三成、毛利輝元…西軍を主導した男たちの思惑 |
光成準治 |
38p |
決戦地の「地形」を読み解く! 勝敗を分けたものとは |
谷口研語 |
44p |
徳川軍団は何をしていたか…「天下分け目」の舞台裏 |
橋場日月 |
50p |
徳川に刃向かい続けた真田親子の「心のうち」 |
武川 佑 |
56p |
コラム 決戦後の家康 |
60p |
総力特集・歴史紀行編 ―関ケ原とその後の秘話をたどる旅
細川幽歳と田辺籠城戦―劣勢を戦い抜いた町、舞鶴をゆく |
61p |
|
名古屋から見える関ケ原後…秀吉・家康・清正のゆかりの地を訪ねて |
66p |
|
町づくりと縁結びで足跡を! 本多忠勝とその子孫が桑名に残したもの |
71p |
連載 ほか
関ケ原合戦、ちがひの条々 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.196 |
坂本昌行 |
7p |
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第3回 |
川越宗一 |
82p |
歴史街道伝言板 |
92p |
|
BOOKS・CINEMA |
94p |
|
この著者に注目! 蝉谷めぐ実 |
96p |
|
戦争の裏側で暗躍した世界の女スパイたち |
奈落一騎 |
97p |
京の名刹・禅林寺を開創に導いた真紹僧都の願い |
鷹橋 忍 |
102p |
第二次世界大戦秘話 日独往復に挑んだ日本海軍の潜水艦 |
松田十刻 |
76p |
特別企画 考証家がご案内! 江戸時代と時代劇がもっと面白くなる話 |
山村竜也 |
106p |
20代・30代におすすめ! 人生を豊かにする名作古典 |
長尾 剛 |
114p |
「改革者」か「悪帝」か… ローマ皇帝コンスタンティヌス1世の真実 |
比佐 篤 |
119p |
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
空から味わう日本の名城 第2回 高根城 |
写真・文 畠中和久 |
130p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。