雑誌
歴史街道 2025年6月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、
〈シベリア出兵と日ソ戦争――「語られざる戦い」の真実〉です。
第一次世界大戦中の1918年、日本はロシア革命に干渉するため、シベリアに兵を送りました。
それから27年後、第二次世界大戦末期の1945年、今度はソ連が日本に宣戦布告し、満洲、南樺太、千島列島に侵攻しました。
この二度の衝突はなぜ起きたのでしょうか。
そして、この二つの戦いを俯瞰した時、歴史のいかなる側面が見えてくるのでしょうか。
戦後80年を迎えるいま、その歴史的意味に迫ります。
特集2は、〈生誕450年 長宗我部盛親――何のために戦ったか〉。
土佐の戦国大名・長宗我部盛親は、父・元親と兄・信親の名声に隠れがちで、また関ケ原の戦いでは、西軍に与したことで、国を失ってしまいました。
しかし大坂の陣前夜、盛親が大阪入城を決断すると、多くの旧臣が馳せ参じました。
彼は一体何者で、そして最後の戦いに何をかけたのでしょうか。
生誕450年を迎えるいま、改めてその生涯に光をあてます。
特別企画は、〈政変の主役は? 改革の実態は? 謎解き「大化改新」〉。
誰もがその名を知る「大化改新」ですが、その実態や歴史的意味については、いまなお議論があります。蘇我氏本家を討った主役は誰だったのか。
そもそも政治改革は本当に行なわれたのか……。
「大化改新」にまつわる謎を、読み解いていきます。
〈シベリア出兵と日ソ戦争――「語られざる戦い」の真実〉です。
第一次世界大戦中の1918年、日本はロシア革命に干渉するため、シベリアに兵を送りました。
それから27年後、第二次世界大戦末期の1945年、今度はソ連が日本に宣戦布告し、満洲、南樺太、千島列島に侵攻しました。
この二度の衝突はなぜ起きたのでしょうか。
そして、この二つの戦いを俯瞰した時、歴史のいかなる側面が見えてくるのでしょうか。
戦後80年を迎えるいま、その歴史的意味に迫ります。
特集2は、〈生誕450年 長宗我部盛親――何のために戦ったか〉。
土佐の戦国大名・長宗我部盛親は、父・元親と兄・信親の名声に隠れがちで、また関ケ原の戦いでは、西軍に与したことで、国を失ってしまいました。
しかし大坂の陣前夜、盛親が大阪入城を決断すると、多くの旧臣が馳せ参じました。
彼は一体何者で、そして最後の戦いに何をかけたのでしょうか。
生誕450年を迎えるいま、改めてその生涯に光をあてます。
特別企画は、〈政変の主役は? 改革の実態は? 謎解き「大化改新」〉。
誰もがその名を知る「大化改新」ですが、その実態や歴史的意味については、いまなお議論があります。蘇我氏本家を討った主役は誰だったのか。
そもそも政治改革は本当に行なわれたのか……。
「大化改新」にまつわる謎を、読み解いていきます。
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特集1 シベリア出兵と日ソ戦争
【総論】 それは、日本のその後を左右した重大事件だった |
井上寿一 |
14p |
シベリア出兵 【特別インタビュー】 『乾と巽―ザバイカル戦記―』で描きたかったこと |
安彦良和 |
20p |
シベリア出兵 その時、何が起きていたか―― 10ポイントで経過をたどる |
麻田雅文 |
24p |
シベリア出兵 戦傷者と孤児を救う! 日本赤十字社の知られざる奮闘 |
32p |
|
日ソ戦争 スターリンの対日参戦とその脳裏にあった戦後構想とは |
花田智之 |
34p |
日ソ戦争 開示文書からたどる伝説のスパイ・ゾルゲの虚実 |
名越健郎 |
40p |
日ソ戦争 満洲、南樺太、千島列島… 各方面での戦闘とその後 |
水島吉隆 |
46p |
日ソ戦争 朝鮮半島に残された六万の在留邦人を救った男 |
城内康伸 |
54p |
特集2 生誕450年 長宗我部盛親 何のために戦ったか
【総論】 家を滅ぼした凡将か、それとも…最新研究からたどる実像 |
平井上総 |
102p |
たとえ敗れても…男が戦いの末に見出したもの 関ケ原編/大坂の陣編 |
赤神 諒 |
109p |
特別企画 謎解き「大化改新」
政変の主役は? 改革の実態は? |
古川順弘 |
69p |
巻頭グラビア
この人に会いたい vol.211 |
木村文乃 田中 樹 |
7p |
好評連載
漫画家に聞く! 第27回 川合 円 ペリー来航時に通訳をした男 |
66p |
読み物
ヨーロッパから日本へ―― 知っておきたい万国博覧会の歴史 |
奈落一騎 |
60p |
紀伊國屋書店札幌本店で時代文庫フェア開催 各出版社が推す「歴史小説文庫」を一挙紹介! |
78p |
|
ブランド力、爆上がり!? 江戸のランキング情報「見立番付」 |
今川美玖 |
82p |
地名にもいろいろな由来と歴史がありまして… |
今尾恵介 |
88p |
後醍醐天皇と足利尊氏に「禅宗」がもたらしたもの |
天津佳之 |
120p |
連載 ほか
この著者に注目! 下垣仁志 |
98p |
|
巻末グラビア 時代の荒波を生きた 世界のクイーン&プリンセス 第5回 ヴィクトリア女王 |
菊池昌彦 |
130p |
歴史街道伝言板 |
94p |
|
BOOKS・TOPICS 私の一冊(高島正憲) |
96p |
|
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
表紙画・表紙のことば 竹の子のアク抜き――の方法 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。