雑誌
歴史街道 2008年5月号
今月号の読みどころ
徳川家康率いる東軍か、石田三成が糾合する西軍か。
慶長5年(1600)、日本は真っ二つに割れました。豊臣秀吉亡き後、専横を極める家康は天下を窺い、それに従って多くの者が豊臣から徳川に鞍替えしました。「保身」と「利」のためです。この家康の野望を阻止し、豊臣家を守ろうとしたのが三成。実力では家康と比較になりませんが、敢えて起ちました。そんな三成と共に立ち上がったのが直江兼続、大谷吉継、島左近…。彼らは利よりも「筋」を通す道を選びました。己の信じるもののために天下分け目の決戦に臨んだ男たちを描く、 『歴史街道』創刊20周年記念号です。
慶長5年(1600)、日本は真っ二つに割れました。豊臣秀吉亡き後、専横を極める家康は天下を窺い、それに従って多くの者が豊臣から徳川に鞍替えしました。「保身」と「利」のためです。この家康の野望を阻止し、豊臣家を守ろうとしたのが三成。実力では家康と比較になりませんが、敢えて起ちました。そんな三成と共に立ち上がったのが直江兼続、大谷吉継、島左近…。彼らは利よりも「筋」を通す道を選びました。己の信じるもののために天下分け目の決戦に臨んだ男たちを描く、 『歴史街道』創刊20周年記念号です。
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咳が腹の風邪 |
黒鉄ヒロシ |
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この人に会いたい vol.16 |
稲森いずみ |
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【総力特集】 関ケ原 「筋」を通した男たち
総論 天下分け目の戦い、男たちの「決断」が語りかけるもの |
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ビジュアル1 東西両軍激突! 関ケ原午前8時 |
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ビジュアル2 東軍を包囲! 西軍、必勝の布陣 |
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ビジュアル3 日本を二分! 東西両軍の主要武将 |
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[直江兼続] 「さればお相手仕る!」直江状に込めた上杉の「義」と誇り |
火坂雅志 |
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ビジュアル4 「家康を討ち取る!」景勝・兼続主従の秘策 |
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[大谷吉継] 「この命くれてやろう」智謀の将が盟友・三成に託した思い |
野村敏雄 |
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ビジュアル5 西軍の作戦構想と吉継の鬼謀 |
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[鳥居元忠] 「三河武士の心映えを見せん」家康の捨て石、伏見城に死す |
八尋舜右 |
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[真田昌幸] 「わが名跡を残す!」三千で敵三万八千を翻弄した六文銭の旗 |
海道龍一朗 |
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ビジュアル6 これぞ真田の戦! 会心の上田合戦 |
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永岡慶之助 |
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東北で、九州で…それぞれの関ケ原 |
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[島左近] 杭瀬川の奇計!「三成に過ぎたるもの」の鮮やかな手並み |
秋月達郎 |
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決戦前夜の西軍、三つの選択肢 |
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運命の関ケ原、己の信じるもののため死力を尽した果てに |
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男たちのそれから |
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≪新連載≫時の迷路―明治・大正・昭和篇 第1回 過去への扉 |
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グラフィティ にっぽんの剣豪 80 柳生連也斎 |
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古都・奈良、そぞろ歩きの楽しみ |
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谷沢永一の「日本史ヤミ鍋」 81 古事記日本書紀の虚構を暴いた先達 |
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スターリンが震えた日 バルバロッサ作戦秘話〈後篇〉 |
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歴史街道クイズ 「戦国検定!」 |
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連載小説 利休にたずねよ 第23回 恋(前編) |
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この著者に注目! |
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歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。