雑誌
歴史街道 2008年12月号
今月号の読みどころ
義の人・劉備を天下人に望む若き軍師・諸葛孔明。孫策の遺志を継ぎ、孫権を補佐して天下を目指す呉の周瑜。もとより志の異なる2人の前に、西暦208年、天下統一を狙う曹操の大軍80万が迫ります。急迫する事態に、2人の軍師は手を結び、ともに曹操と戦うことを決断しました。とはいえ劉備・孫権連合軍は僅かに5万。しかし孔明と周瑜は動じません。「敵の大軍を破る秘計はすでにわれらにあり」。圧倒的な大敵に智略をもって挑んだ、三国志屈指の戦い・赤壁の決戦を、諸葛孔明と周瑜それぞれの思いを交えつつ描きます。
第二特集は、戦国合戦の基本知識をやさしく解説する、「知っているようで知らない戦国合戦Q&A」です。
第二特集は、戦国合戦の基本知識をやさしく解説する、「知っているようで知らない戦国合戦Q&A」です。
公式サイト |
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レッド・クリフ、カモン |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.23 |
磯山さやか |
7p |
総力特集 赤壁、二人の軍師 諸葛孔明と周瑜 八十万の敵を破った「智略」
総論 未曾有の大敵に、志の異なる軍師二人はなぜ挑んだのか |
童門冬二 |
14p |
ビジュアル1 曹操の大艦隊迫る! |
20p |
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ビジュアル2 八十万対五万! 赤壁の決戦前夜 |
22p |
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ビジュアル3 空前の戦いを彩る軍師と勇将たち |
24p |
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曹操、劉備、孫権…後漢末の戦雲に群れつどう英雄たちの時代 |
島崎晋 |
26p |
江東の小覇王・孫策の遺志を継ぎ、「天下二分の大計」を描く ◆周瑜 |
桐谷正 |
30p |
天下統一へ! 野望に燃える曹操、起つ |
35p |
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「わが生涯を賭けても悔いなし」惚れた主のために軍師、呉へ ◆孔明 |
八尋舜右 |
38p |
コラム1 趙雲と張飛の活躍! 長坂坡の戦い |
43p |
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降伏か決戦か…孫権を奮い立たせた孔明の「義」と周瑜の「勝算」 |
秋月達郎 |
44p |
コラム2 妻を守るため? 周瑜が開戦を決意した理由 |
49p |
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ビジュアル4 孔明の「三分の計」、周瑜の「二分の計」 |
50p |
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攻め来る曹操軍八十万! 二人の軍師、鬼神をも欺く秘計で迎え撃つ |
工藤章興 |
52p |
特別インタビュー トニー・レオンと金城武、映画「レッドクリフ」に込めた思い |
60p |
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宿命の対決、二人のそれから |
62p |
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グラフィティ にっぽんの剣豪 87 田宮平兵衛 |
本山賢司 |
66p |
ひたすら品質を追い求めて 月桂冠十一代・大倉恒吉の生涯 |
辻明人 |
68p |
時の迷路―明治・大正・昭和篇 8 戦争の時代 |
香川元太郎 |
74p |
誕生より七十年 傑作戦闘機「零戦」はいかにして生まれたか |
三野正洋 |
76p |
特集 武器・戦法から、あの合戦の真相まで 知っているようで知らない戦国合戦 Q&A
第一部 「城を落す最大の武器は?」合戦の基礎知識 |
楠戸義昭 |
84p |
川中島と姉川、どちらが大規模な合戦だった? ◎全国主要合戦MAP |
88p |
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第二部 「関ケ原で一番得をしたのは誰?」あの合戦の意外な真実 |
92p |
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大和ミュージアム館長が語る日本海軍士官の証言 第十一回 中島親孝 「情報」の重要性を訴え続けた通信参謀 |
戸高一成 |
94p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 山本兼一 |
114p |
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人物で語る日本近代史 第七回 桂太郎 前編 近代軍制を確立し、日清戦争に挑んだ軍官僚 |
中西輝政 |
116p |
谷沢永一の「日本史ヤミ鍋」 最終回 「経籍訪古志」の草稿は狩谷?斎であるか |
谷沢永一 |
124p |
聖徳太子が遣隋使を派遣した真のねらい |
遠山美都男 |
126p |
歴史街道クイズ 「戦国検定!」 |
132p |
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歴史街道・ロマンへの扉 越前大野 |
鶴田純也 |
134p |
江戸のスイーツを食べ歩く 第十一回 本郷三丁目・壺屋総本店 |
岸朝子(選) 逢坂剛(筆) |
136p |
日本ふるさと紀行 城下町を訪ねて 第十回 新潟県・新発田 |
中塚裕(写真)七森武倫(文) |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。