歴史街道「伝言板」 [2012年11月号]

『歴史街道』12月号(11月6日発売)予告

[総力特集]

真田信之と幸村~六文銭の「誇り」を貫く

眞田幸俊、童門冬二、海道龍一朗、秋月達郎、工藤章興 他

[特集]

鎌倉の紅葉

                  他(タイトル、筆者は一部変更になる場合があります)


テレビ番組

10月の予定(放送局の都合により変更される場合があります)


*NHK

「歴史秘話ヒストリア」

  放 送 : 毎週水曜日 22時~22時43分(総合)

  再放送 : 翌週水曜日 16時5分~16時50分(総合)      ほか


10日 どんな時でもヘコたれません!(仮)~悩める忍者たち・三つの転身のブルース~

時代劇のヒーローとして、今なお根強い人気の忍者。しかし現実の忍者たちは、実は多くの悩みを抱えていた。有名な伊賀忍者や甲賀忍者も、元々は紀伊山地深奥の狭くやせた土地で苦難を強いられていた山の民たちであったのだ。

17日 キツイ時こそドハデにいくお!(仮)~金ピカ名古屋のルーツ 異色の殿・徳川宗春~

毎年10月に行われる名古屋最大のイベント「なごや祭り」。この祭りのルーツをつくった藩主が、徳川宗春であった。幕府の方針にとことん逆らい、今に続く“ものづくり名古屋”の礎を築きあげた、その政治手法とは。

24日 守って、愛して(仮)~熊本城400年の謎を巡る旅~

大阪城、名古屋城と並び「日本三名城」にも数えられる熊本城。加藤清正がこの城を築城した理由は、従来「豊臣の忘れ形見・秀頼を守るため」と解釈されてきた。しかし最新の研究からは、清正の他の思惑が見えてくるという。

31日 わが町 走れ!ニッポン鉄道ものがたり(仮)~庶民が創った鉄道誕生ロマン~

今年夏には最大級の鉄道模型博物館が横浜に開館。秋には赤レンガの東京駅丸の内駅舎が5年にわたる復原工事を完了するなど、話題に事欠かない鉄道の世界。では、鉄道は果たしてどのようにして日本に誕生したのだろうか。


*TBS系

「世界ふしぎ発見!」

  放送 : 毎週土曜日 21時~21時54分


6日 ウクライナ

首都キエフが「美人が多い世界都市ランキング」で一位に輝いたウクライナ。そんな“美の国”には、恋人たちの聖地「愛のトンネル」が存在するという。果たして、愛のトンネルとは何なのか、ウクライナで愛と美の秘密を探る。

13日 カナダ

北米大陸を南北に貫くロッキー山脈。全長は4800キロにも及ぶが、その北側2200キロが、カナダ領の「カナディアン・ロッキー」だ。実はカナディアン・ロッキーは、地球上最も手軽に氷河や氷原に出会える場所だという。

20日 フランス

「人間が空想したことは必ず実現する」。SFの父と呼ばれるフランス人作家、ジュール・ヴェルヌの言葉だ。この言葉の通り、フランスはモン・サン・ミッシェルやエッフェル塔など、素晴らしい歴史建造物を生み出している。

27日 チリ&アルゼンチン

南北1000キロに及ぶアタカマ砂漠。世界で最も苛酷な土地とされ、その道は「死のルート」とも呼ばれる。そんな不毛の大地には、数年に一度、ある「奇跡」が起きるという。春に、砂漠が花でいっぱいになるというのだ。



*ヒストリーチャンネル(全国のCATV局またはCSデジタル放送スカイパーフェクTV!370ch)

「アインシュタインと皆既日食」

放送日:10月9日(火)23時~25時
再放送:10月21日(日)25時~27時 ほか

アインシュタインの一生を、1914年から1919年の間に起こった二度の皆既日食を中心に、ユニークな視点で探る。アインシュタインの最大の業績は1905年に一般相対性理論と特殊相対性理論を発表したことだが、実はこの法則が証明されたのは、発表から14年後のことであった。証明されるまでのアインシュタインは、周囲に嘲笑され、まともな職に就くことすら叶わなかった。そして1911年、アインシュタインはついに自説を証明する方法を思いつく。それは、自らの考えが正しければ、驚くべきことが皆既日食中に起こるはずであった…。


ご案内

第10回 上廣歴史・文化フォーラム「武士の生き方」開催

「日本人としての生き方とは何か」を問いかける機会を提供する上廣(うえひろ)歴史・文化フォーラムが、今年も開催される。今回は、志高く、他人を思いやり、常に己を磨くために修行に励んだ武士の生き方を見ていく。第一部は、「山岡鉄舟という生き方」をテーマに、作家の山本兼一氏が講演。第二部は『武士の家計簿』の著者で静岡文化芸術大学准教授の磯田道史氏が山本氏と対談する。

参加方法は、往復はがきに住所、氏名、年齢、申込人数(2名まで)、電話番号を明記のうえ、下記まで(抽選で600名の方に入場整理券をお送りいたします)。

日時 11月17日(土)13時~16時
会場 東京商工会議所ホール 東京都千代田区丸の内3-2-2
内容 第一部 講演 山本兼一氏(作家)、第二部 対談 山本兼一氏、磯田道史氏(静岡文化芸術大学准教授)
参加費 一名につき切手500円(当日持参)
応募締切 10月29日(月)必着
お問い合わせ・お申し込み先
(財)上廣倫理財団「歴史フォーラムP」係
〒102-0075 東京都千代田区三番町六番地三
TEL:03-3261-8711
※定員になり次第締切


和歌山県・明治大学連携講座「外務大臣就任120周年記念陸奥宗光シンポジウム」開催

「カミソリ大臣」との異名を持つ陸奥宗光の果たした事績と意義を明らかにする講座「陸奥宗光シンポジウム~和歌山県(紀州藩)が生んだカミソリ大臣、陸奥宗光と日本外交~」が、今年12月に開かれる。日本は現在、尖閣諸島をはじめとした外交問題や、東日本大震災からの復興など未曾有の国難に直面している。そんな時だからこそ、19世紀末に不平等条約撤廃など外交で辣腕を振るい、また和歌山を明治初期において最も開明的な地に導いた陸奥から学ぶべきものは多い。陸奥の業績を振り返りつつ、日本の将来について真摯に向き合う機会を提供する。陸奥の出身地である和歌山県と、明治大学の連携講座である。

会場 明治大学 駿河台キャンパス アカデミーコモン3階アカデミーホール
日時 12月1日(土)13時開場、14時開演(16時30分終了予定)
内容 基調講演 岡崎久彦氏(NPO法人岡崎研究所理事長・所長)、パネルディスカッション 岡崎久彦氏、北岡伸一氏(政策研究大学院大学教授)、御厨貴氏(明治大学専門職大学院特別招聘教授)、松平定知氏(京都造形芸術大学教授)、外務省職員、仁坂吉伸氏(和歌山県知事)
受講料 無料
お申し込み先 明治大学リバティアカデミー事務局
TEL:03-3296-4423
HP:https://academy.meiji.jp/
※事前予約制(全席自由、先着500名)
お問い合わせ先 和歌山県文化国際課 073-441-2054


鶴ヶ城天守閣企画2012「京都守護職拝命150年と新島八重」開催

今年は、会津藩主松平容保が倒幕派を抑えるために新設された京都守護職に就任してから、ちょうど150年にあたる。また、来年平成25年には会津ゆかりの女性・新島(山本)八重を描く大河ドラマ「八重の桜」が放送される。鶴ヶ城天守閣では現在、これらを記念して企画展「京都守護職拝命150年と新島八重」を開催している。幕末の動乱で会津藩がどのような役割を担っていたのか、そして会津の武家で生まれ育った新島八重はどんな生涯を辿ったのか、様々な資料を通して紹介する。

なお今年より、来年の大河ドラマに合わせて、鶴ヶ城の天守閣で新島八重の生涯を紹介する紙芝居を、一日六回上演している。

会場 鶴ヶ城天守閣一層展示室 福島県会津若松市追手町1-1
会期 ~11月4日(日)※現在会期中
開館時間 8時30分~17時 ※入館は16時30分まで
休館日 無休入館料
大人:500円(茶室「麟閣」の入場も含む)、小人(小・中学生):150円
お問い合わせ先 財団法人会津若松市観光公社(鶴ヶ城天守閣)0242-27-4005


松下村塾開塾から170年 特別展「松下村塾の変遷」と「記念講演とシンポジウム」開催

幕末、高杉晋作や伊藤博文など、多くの志士を生んだ松下村塾は、天保13年(1842)に吉田松陰の叔父・玉木文之進が開いたことに始まり、今年で170年になる。それを記念して、特別展「松下村塾の変遷」が来年2月3日まで、萩市にある松陰神社宝物殿「至誠館」で開催中だ。特別展では、松下村塾の50年の歩みに関する貴重資料が展示されている。

また、10月14日には「記念講演とシンポジウム」が、サンライフ萩で開催される。松陰の研究者として有名な海原徹京都大学名誉教授による基調講演や、5人の研究者によるシンポジウムが行われる。

●特別展「松下村塾の変遷」
場所 松陰神社宝物殿「至誠館」(有料展示室) 山口県萩市椿東1537
期間 ~平成25年2月3日(日)※現在会期中
時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 年中無休
入館料 一般:500円、中・高生:250円、小学生:100円
お問い合わせ先 松陰神社宝物殿「至誠館」0838-24-1027
●記念講演とシンポジウム
場所 サンライフ萩 山口県萩市大字土原526
日時 10月14日(日)13時~ 基調講演 海原徹氏(京都大学名誉教授)
シンポジウム コーディネーター:三宅紹宣氏、パネリスト:小川亜弥子氏、山田稔氏、道迫真吾氏、コメンテーター:海原徹氏
料金 無料
お問い合わせ先 松下村塾開塾170年記念事業実行委員会(松陰神社宝物殿「至誠館」内)0838-24-1027