日本海軍の興亡
発売日
1999年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57230-7

日本海軍の興亡
戦いに生きた男たちのドラマ

著者 半藤一利著 《作家》
主な著作 『ノモンハンの夏』(文芸春秋)
税込価格 968円(本体価格880円)
内容 勝海舟による創始から太平洋戦争までの徹底的敗北まで、日本海軍史を彩る人物群像とドラマの数々を、ノンフィクションタッチで描く。



 日本海軍とは、いかなる歴史をたどった組織であったのか。東郷平八郎、秋山真之、山本権兵衛、山本五十六、角田覚治ら、海軍史にその名を刻む名提督・名参謀の真実の姿とは。そして、戦史に残る、数々の名勝負・名場面は、どのような人々の決断によって、展開されていったのか……。 本書では、勝海舟による創始から、日清・日露戦争の勝利によって、日本を世界の第一級国に押し上げた、“栄光の明治時代”、軍縮条約に対する意見の衝突によって、次第に組織に歪みを生じてゆく、“苦悩の大正時代”、そして、開戦反対派の努力もむなしく、太平洋戦争に参戦、あげくの果ての徹底的敗北により、組織解体に陥る、“悲劇の昭和時代”にいたるまで、波瀾に満ちた、日本海軍の興亡史を、代表的人物の言動を中心にしながら、ドラマチックに描き上げてゆく。 「海軍に厳しい海軍ファン」である著者の目が、海軍の功罪をあます所なく示してくれる、海軍ファン必携の書。

 ※2022年10月に価格変更しました