完本・列伝 太平洋戦争
発売日
2000年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57355-7

完本・列伝 太平洋戦争
戦場を駆けた男たちのドラマ

著者 半藤一利著 《作家》
主な著作 ドキュメント太平洋戦争への道』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 あの苛烈にして悲惨な太平洋戦争をよく戦ったのは、将軍や提督ではない。歴史の陰に埋もれた人物に光をあてて描く、人物太平洋戦史。



 “日本の最大の試練”であった、太平洋戦争の時代。振り返って見れば、その日、その時を、誰もが必死で生きていた。そして生きのびた者、ついに命を失った者……それぞれの人生の中に、いかなるドラマがあったのか。

 本書では、将官から一兵卒にいたるまで、著者が自ら取材した人物たちの体験談を基に、戦場の知られざる事実を発掘し、ドラマチックに描き上げる。

 主な登場人物は??、
●志賀淑雄大尉(戦闘機隊長とスクープ記者)、
●松村平太大尉(真珠湾に殺到した男たち)、
●藤田怡与蔵中尉(われ機動部隊上空にあり:ミッドウェイ海戦)、
●神重徳大佐(殴り込みに徹した参謀)、
●吉川潔中佐(小さな艦長の大きな勇気)、
●若林東一大尉(高地に戦い高地に死す)、
●北本正路少尉(ニューギニアの健脚部隊)、
●森本猛夫技師(不沈も所詮は形容詞にすぎず)、
●寺内正道中佐ほか(不沈の“雪風”四人の艦長)……読みごたえ充分の一冊である。