書籍

- 発売日
- 2002年03月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57707-4
消された王権・物部氏の謎
オニの系譜から解く古代史
著者 | 関裕二著 《歴史作家》 |
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主な著作 | 『古代史の秘密を握る人たち』(PHP研究所) |
税込価格 | 565円(本体価格514円) |
内容 | 神武東征以前、大和には既に大王がいた。物部氏の祖二ギハヤヒである。彼は何処へ消えたのか? 神と鬼との関係から古代史の闇に迫る。 |
日本史で、時の権力者が天皇の権威を利用した事例は枚挙に暇がない。例えば古代では蘇我氏や藤原氏がその典型だ。ところが権力を得た者たちが、天皇の権威を剥奪せずに温存させたのはなぜか。
その謎解きを、日本最古の正史『記紀』の中で「鬼」呼ばわりされ、蔑まれた古代最大の豪族・物部氏と、神格化された天皇家との不思議な関係を手がかりにしながら、隠された真相に迫ろうというのが本書の試みだ。
著者はまず、天皇家の祭祀形態に注目する。例えば、神武天皇の誕生日である紀元節で祀られる神が、なぜか『日本書紀』でも鬼扱いされる出雲神だというのだ。どうして天皇家が鬼を神扱いする不可解な現象が起きたのか。その疑問を解く鍵として、伝説の出雲神・ニギハヤヒを祖とし、天皇家の祭祀を取り仕切ったとされる物部氏が登場する。
物部氏と天皇家の関係の秘密がさらに解明されれば、神武東征や出雲の国譲りの謎が一気に解決する可能性をも示唆する。
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