書籍

- 発売日
- 2002年11月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57837-8
忠臣蔵の収支決算
お金で読み解く仇討ちプロジェクト
著者 | 中江克己著 《歴史作家》 |
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主な著作 | 『お江戸の意外な生活事情』、『お江戸の地名の意外な由来』(PHP研究所) |
税込価格 | 628円(本体価格571円) |
内容 | 仇討ちを成功させた内蔵助が計画を練った忠臣蔵プロジェクト。計画を成功に導くのに要した費用は? 忠臣蔵を金銭面から徹底検証する。 |
上野介に田舎大名扱いをされる苛めの場。その苛めに耐えきれず、内匠頭が刃を抜いた松の廊下。城中での刃傷沙汰に立腹し、即刻、内匠頭に切腹を命じた綱吉。城主を喪った赤穂城の開城と藩士たちの無念さ。幕府や吉良家の監視を攪乱する内蔵助の放蕩。そして、吉良邸への討入り。これだけの見せ場に富んだ実際の事件を芝居にすれば、当たらぬはずはない。
しかし、である。刃傷沙汰でお家は断絶。浪人になった藩士たちは、その後どのような道を選び生計を立てたのだろうか。本書では、とくに討入りに賛同した浪士たちの金銭事情に光を当てて、詳細に考察した江戸バブル時代の事件簿といってよい。
お金を通して見た、討入りまでの1年9か月間にはさまざまなドラマと人間性が見て取れる。「昼行灯」と呼ばれた内蔵助の浪士たちへの資金援助や妻を離縁した心遣いなど、その典型だ。まさに「お金で読み解く仇討ちプロジェクト」の全貌。忠臣蔵ファン必読の一冊だ。
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