書籍

- 発売日
- 2002年03月01日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-62006-0
響くものと流れるもの
小説と批評の対話
著者 | 福田和也著 柳美里著 |
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主な著作 | <柳・主な著作>『命』(小学館) |
税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 小説とは何か。批評の役割とは何か。ときに共感し、ときに激しく激突する。今もっとも活躍する両作家の、妥協なきスリリングな交感。 |
いま最も注目される文学界の両者による、妥協なき交感。
『新潮』掲載の「見張り塔から、ずっと」で、福田和也氏は柳氏の作品を全面否定。それに対し柳氏は「見張り塔から、見張られて」で大反論した。その激しい応酬は、近年の文学界で一際目立つ出来事となった。それから2年。柳氏はベストセラー『命』で新境地をひらき、両者は5回の対談を行なった。
本書の第一部では、その5回の対談を、そして第二部では「見張り塔から」の応酬と他に2編を収録している。
「『ゴールドラッシュ』は、現代社会の観察としては甘すぎる(福田)」「『見張り塔から、ずっと』ほど文芸評論家の無能ぶりを示した例はかつてない(柳)」「柳さんが倫理を正面から書いたことは、戦後文学の中で画期的なことだと思います(福田)」「なるべくならこの言葉を使わずにお伝えしたかったのですが、天才だと思いました(柳)」――文学とは何か、真の批評とは何か。その本質的な問いを語る。
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