銀色の絆(上)
発売日
2014年11月07日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76254-8

銀色の絆(上)

著者 雫井脩介著 《作家》
主な著作 『犯人に告ぐ(上・下)』(双葉文庫)
税込価格 660円(本体価格600円)
内容 名コーチに娘の才能を見いだされた梨津子は、次第にフィギュアスケートにのめり込んでいったのだが……。母と娘の絆が胸を打つ長編小説。



 「あの日から、母は変わった――」

 夫の浮気が原因で離婚し、娘の小織とともに名古屋へと転居して無気力な日々を送る藤里梨津子だったが、フィギュアスケートの名コーチ・上村美濤先生に才能を見出された娘を支えることに、生きがいを感じ始める。

 「藤里小織の最大の伸びしろは、あなたにあると思ってます」とのコーチの言葉に、娘のためにすべてを懸ける決意をする梨津子。

 クラブ内の異様な慣習、元夫からの養育費の途絶、練習方針を巡るコーチとの軋轢――フィギュアスケートにのめり込む梨津子の思いに、小織は戸惑いながらも成績を上げていくのだが……。

 『犯人に告ぐ』『クローズド・ノート』の著者が新境地に挑んだ渾身の一作、待望の文庫化!