坂本龍馬の人間術
発売日
2010年02月26日
判 型
A6判上製
ISBN
978-4-569-77836-5

坂本龍馬の人間術

著者 童門冬二
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 グローバルな視点で人々の幸福の追求を模索した龍馬。日本人特有の「仲良しこよし」とは一線を画する「敵の中にも味方をつくる」人間術



 坂本龍馬における“人間関係”の特色は、「相手が持っている、他人を幸せにする力を発見し合う」ということだった。人間関係は、1対1、あるいは1対複数、さらには個人対組織の関係になることもある。もちろんどんなに人間の輪が広がろうともその土台になるものはあくまでも人間対人間の関係である。龍馬はその生涯を通して、「敵の中に味方つくる」ことに専念した。直接的な自分の敵を味方にしたのではない。薩長連合しかり、大政奉還、つまり国家的規模で対立する徳川将軍家と京都朝廷とを仲介したことになる。彼のこういう行為の核になったのは、すべて“人間関係”であった。本書は、そんな龍馬の「敵の中にも味方をつくる」人間関係術を紐解いてみる。