天離り果つる国(上)
発売日
2023年08月07日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90331-6

天離り果つる国(上)

著者 宮本 昌孝著 《作家》
主な著作 『剣豪将軍義輝』(徳間文庫)、『風魔』(祥伝社文庫)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 「この時代小説がすごい!」第1位作品、待望の文庫化。織田信長ら天下の列強が迫るなか、若き天才軍師は「天空の城」を守れるのか。



 「この時代小説がすごい!」2022年版(宝島社刊)の単行本部門第1位作品の文庫化。

 書評家・書店員など、本読みのプロたちに圧倒的な支持を得たこの作品の舞台は、飛騨白川郷。そこに織田信長の魔の手が迫るところから物語は始まる。

 戦国武将が喉から手が出るほど欲しいのは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。それらは白川郷で豊富に産するという。

 宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。そんななか、信長によってこの地に送り込まれたのが、天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子・七龍太である。

 “天空の城”と言われる帰雲城に拠って白川郷を治めるのは、内ケ嶋氏理。氏理には、野性味あふれる姫がいた。美しき里に魅せられた七龍太は、領民の平和な生活を守るため、信長の命に反し、姫武者・紗雪とともに立ち上がる。

 そこには、七龍太の出生に関わる、思いがけない出逢いも待っていた。

 『剣豪将軍義輝』『風魔』の著者、渾身の「戦国エンタテインメント」。