四年間付き合った彼がいます。遠距離を二年間はさんで、今は電車で一時間の距離になりました。遠距離の頃は、メリハリがあって楽しかったのです。一月に一回か二回予定を合わせて、それ以外の日は自分のことを頑張るっていうサイクルが私は気に入ってたんだと思います。けれども今は、距離が半端で、わざわざ都合を合わせて会いに行こうという気になれず、二年前から気になっている人もいて、どうしたいのか自分でわかりません。

彼氏は優しいし、私を最優先にしてくれるのですが、喧嘩をしたことがないほどお互いに妙に気を使ってしまっています。会うとちゃんと楽しく、互いの好き嫌いや趣味に慣れているので楽なのですが、こんな気持ちで一緒にいるのは失礼だなぁと思います。別れ話をしようと何度も思うのですが、声を聞いてしまうと、どうしても言い出せないんです。

どうしたいかがハッキリしない今、別れ話をちゃんとできるか不安です。

（20歳・女性・学生））

　決して嫌いになったわけではないのに、かつて楽しい時間を共有していた頃のように弾んだ気持ちになれない・・そんな妙にしっくりこない気分は、おつきあいしている期間の長短にかかわらず、時折、訪れるものです。多くの場合、人はそれを゛倦怠期゛と呼びます。

　倦怠期はお互いに相手対する深い愛情があれば、なんとか乗り越えることはできます。しかし、あなたの場合は・・　
　あなたは彼に別離を切り出そうかどうか迷っていると書いていましたが、一方で気になっている別の男性もいる・・本当は気持ちは決まっているのだと思います。

　いくら遠距離のサイクルが気に入っていたとはいえ、逢おうと思えば、１時間で彼のもとに駆けつけられる距離になった今も、毎日でも一緒にいたい、逢いたいという強い衝動もないわけですから・・。

　やはり、冷めた気持ちのまま、彼と一緒に過ごすのはあなたも疲れる部分があるでしょうし、彼も可哀想です。しかし、おそらくあなたのそんな気持ちに気づかず、相変わらず優しく、いつもと変わらない彼を前にすると、きっぱり別れを切り出す勇気がない・・そんなあなたの苦悩はよくわかります。

　一度、一日、彼とゆっくり過ごす時間をとってみてはいかがですか？
　遊園地へ行くとか、映画を観るというイベントや目的のないデート。その中で、今まで自分は彼のどんなところが好きだったのか、どんなところにもの足りなさを感じていたのか再確認してみるのです。

　あんなことがあったね、あのとき、言わなかったけど私はこう思っていたのよ、と心のままを彼に話してみてもいいと思います。
　優しい彼のことですから、そんなあなたの様子を見て、なにかを感じとってくれるかもしれません。また、そのときの彼の対応によって、あなたの気持ちも変化することがあるかもしれませが・・。

　あなたと彼には濃密ではなかったにしても、４年の歴史があります。「少し離れてみたい」になるのか、「もう連絡もしないで」と一切を断ちきる言い方になるのかはあなた次第だけれど、いずれにしても、彼は傷つくことになるでしょう。その痛みを少しでも軽減してあげる方法・・言葉の選び方を心がけてみてください。
　
追伸
　ずっと気になっている男性がいることは、言わないほうがいいかもしれません。
　辛いことだとは思いますが、この先、あなたが心地よく生きられる関係をもう一度、
　考えてみてください。

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