恋愛相談室

恋愛相談室


※現在ご相談は受け付けておりません




学歴も、結婚相手もすべて世間体……ブランド志向の親
 私は1年ほど前から今の彼とつきあっています。

 私は28歳、彼は29歳。2週間ほど前に、結婚しよう。という話になり、実家の両親へ電話をして、その内容を伝えました。

 私の実家はとても厳しく、親戚も大企業に勤務していたり、私の実家も会社の幹部。両親の実家も恵まれていました。

 一方彼は大工で、家は工務店を経営しています。

 結局、職業で「絶対に許さない!」と話も聞いてくれません。

「1級建築士を取ったら文句言わない」とか、その程度ならまだしも、価値観が絶対違うはずだ。とか、「あなたの相手はどういう人?なんて聞かれて大工だなんて、恥ずかしくて人様に言えない!」と、ものすごい言い方をされています。そのうえ、あなたを頑張って大学まで行かせたり教育したのは、無駄だった。とか、そんな所に嫁にやるために育ててきたんじゃない!とか、とにかくすごいです。

 来年から資格取得の為に、私も一緒に仕事と平行して学校に通うつもりですが、彼は2級建築士を目指すので頑張って取得しても、1級じゃないから駄目だ!と批判されるでしょう……何を言っても、どんなに努力しても、文句をつけてきます。

 私の家は、異常なくらい教育に厳しく、親のしいたレールから外れると、力づくで押さえられます。

 だから、今まで本当に好きな人がいても、「大学を出ていない」とか「彼の仕事は親が気に入らない」とかで、紹介もできず、時にはそれが頭から離れず、別れたこともあります。

 両親2人とも、ブランド思考がものすごく強いし、人一倍、世間を気にしているので、私が一緒にいて安心できる。とか、頼りになる。とか彼の人間的な部分は何一つ理解しようとしません。

 職業だけで判断されて、どうしようもありません。精神的にも参っています。実家に帰れば、殺されかねない。そんな異常な気分で毎日を過ごしています。  自殺願望も出てきたり…どうしたらいいか……

 育った環境は、良かったのかもしれませんが今では、私も弟も、「こんな家に生まれなきゃよかった」と後悔の毎日です。

(28歳・女性・会社員)

回 答
 お返事が遅くなってしまい、ごめんなさい。

「こんな家に生まれなければ……」とか、「自殺願望」だなんて、言わないでください。

 そう言いたくなってしまう、あなたの気持ちはよくわかりますが。

 弟さんがいらっしゃる、ということは、ふたり姉弟の、あなたが長女ということなのかしら。 私の父は、今は定年退職しておりますが、かつて教員をしており、いわゆる公務員でした。ですから、企業家の令嬢として生まれ育ったあなたの気持ちは、よくはわかりませんが、ご両親のことを「ブランド志向が強い」「世間体を気にしている」と分析しているあたり、あなたは、かなり冷静に自分の家族を見ているのだと思います。

 しかし、お父様にしてみれば、おそらくあなたの結婚相手には、“身分相応”の男性に婿に来てもらい、自分の跡を継がせたいと思っていらっしゃるのでしょう。

 弟さんが、それを拒否しているのであれば、なおさら、あなたの結婚相手選びには、学歴、職業をはじめ、彼のご両親のことにまで、慎重にならざるをえません。

 それは、親として当然のことだと思います。けれど。あなたの人生はあなた自身のものです。

 両親の反対を理由に、今の彼との結婚をあきらめたとしても、今後、あなたが後悔することになるように思えてなりません。

 もしも、彼とずっと一緒に生きていきたいという気持ちがあなたの中で強いのであれば、このあたりで、一度、“親”という枷を振り切ってみてはいかがですか。

 親は子供のことを「自分のもの」と思いがちです。それゆえ、己の人生というステージの「駒」のひとつとして、子供を見ている部分も少なからずあったりします。

 しかし、あなたはもう、じゅうぶん一人で物事を考え、判断し、生きていく力をつけているのではないかしら。

 愛した人はことごとく否定されてしまう……そして、自殺を考えるまで、暗い気持ちに陥ってしまう……そんなあなたの辛い気持ちはわかりますが、ご両親は、あなたの結婚相手になにを望んでいるのか、一度、弟さんもまじえ、きちんと話す機会をもった方がいいかと思います。

 そして、あなたの思う幸せと、心の安らぎがどこにあるのか、ちゃんと話してみたらいかがですか。

 自分たちのプライドより、何より。娘の感じる幸せがいかに大切か、わかっていただけるまで、時間がかかるかもしれません。

 でも、血を分けた娘の幸せを願わない親はいません。

 勇気がいることかもしれませんが、頑張ってみてください。

追伸。

 その後のことが心配です。

 元気が出たら……あるいは、新しい展開があれば、また、お便りください。


BACK