Voice
発売日
2017年5月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2017年6月号

今月号の読みどころ

韓国に革新派の大統領が誕生し、北朝鮮との宥和や「朝鮮半島の赤化統一」の可能性さえ囁かれている。しかし室谷克実先生が説くように、韓国には「脱北者差別」の風潮があり、渡邉哲也先生いわく、「2500万人の飢えた民に施しを与えられるほどの経済力は、いまの韓国にはない」。南北の平和統一は理想にすぎず、それどころか核の脅威をもつ北朝鮮による「軍事統一」のシナリオが迫る。にもかかわらず宮﨑正弘先生、潮匡人先生が指摘するとおり、韓国人も日本人も「平和ボケ」で危機感がない。万が一、朝鮮半島で有事が起きたら、野口裕之先生が危ぶむように「在韓邦人は救出できるのか」。さらなる混迷へ向かう韓国と朝鮮半島の行方を、論客たちが考察する。
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今月号の目次

巻頭対談
中国共産党の嘘を暴く!
辣 椒&福島香織
18p
総力特集:韓国漂流
脱北者「差別大国」の悲惨
室谷克実
44p
南北経済統一は絵空事
渡邉哲也
54p
「同胞は攻撃してこない」危機感なき韓国人の日常
宮崎正弘
62p
今日も「平和ボケ」の日本メディア
潮 匡人
70p
在韓邦人は救出できるのか
野口裕之
78p
日本人よ、国を守る覚悟はあるか
ケント・ギルバート
85p



アメリカにすり寄る中国
古森 義久
93p
真のリスクは「元高バブル」
安達誠司
100p
フランスの右傾化に怯えるドイツ
川口マーン惠美
110p
北朝鮮の資源を狙う欧米
丸谷元人
118p
「軍事大国」ロシアの勢力圏
小泉 悠
126p
北方四島は「歴史的ピンポン」にあらず
岡部 伸
134p
スパイを知らずにアメリカを語るな
江崎道朗
151p
「百貨店」に代わる「百価値店」をめざす
木村 透
160p
過疎地に向かう若者たち
藤山 浩
184p
登山で死なないための教訓
野口 健
142p
プリンス〈第12回〉
第三章 混迷(1)
真山 仁
215p
メディアに利用された文系廃止「命令」
アール・キンモンス
193p
シミュレーション 受動喫煙防止法案の混乱
シミュレーション

201p
御歌に表象される美智子さまの“み魂”
秦 澄美枝
209p
政治の基本を忘れていないか
松下幸之助
238p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
明るかった一九三九年・ニューヨーク万国博覧会
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
オバマを意識したシリア攻撃
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「不安社会」型政治の先を見よ
開沼 博
40p
西南、南西、テレビ風(8)
映画で神戸を発信
結城豊弘
42p
著者に聞く
『ザ・会社改造』
三枝 匡
170p
しぶといやつ〈第17回〉
第五章 多士済々(1)
幸田真音
224p
巻頭言〈第30回〉
中庸
養老孟司
15p
私日記〈第209回〉
忖度は悪か
曽野綾子
28p
友(アート)を訪ねて〈39〉
田中敦子
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈78〉
椎木里佳
撮影/遠藤 宏
9p
時代を斬る!論点
Keyフレーズ

1p
編集者の読書日記
Voiceブックス

234p
編集者の映画三昧
Voiceシネマ

235p
読者の感想&意見
Voiceレター

236p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。