歴史街道
発売日
2024年3月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2024年4月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、〈戦国合戦・関東100年の争乱――武将たちは何のために戦ったのか〉です。
戦国時代というと、織田信長の動向や畿内情勢を軸に語られることが多いですが、関東でも、戦国時代を左右する激戦が繰り広げられていました。伊勢宗瑞(北条早雲)の伊豆討入りから100年におよぶ関東の戦いをたどることで、新たな戦国時代像に迫ります。

特集2は、〈紫式部に清少納言、紀貫之、藤原道長…平安時代の「すごい作家」列伝〉。大河ドラマ『光る君へ』で『源氏物語』の作者・紫式部が注目されていますが、平安時代には、長編小説や日記、随筆、和歌と、多くの作品を残した「作家」がいました。彼らの人物像やその歩みとは――。

特別企画は、〈日本人として知っておきたい! 第一次世界大戦Q&A〉。ヨーロッパで勃発した第一次世界大戦は、日本の動向にも大きな影響を及ぼしていました。この大戦にまつわる押さえておきたいポイントを、Q&A形式で解説します。

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今月号の目次
特集1 戦国合戦・関東100年の争乱 武将たちは何のために戦ったのか
【総論】7つのターニングポイントでたどる「見取り図」
黒田基樹
12p
【伊勢新九郎×伊豆討入り】七年の歳月をかけて果たした約束
鈴木英治
22p
【上杉憲政×河越城の戦い】大軍を擁する関東管領は何を誤ったか
武内 涼
28p
【上杉謙信×小田原城包囲】快進撃から地獄へ…その時、軍神は
佐々木功
34p
【武田信玄×箕輪城攻め】人に情けをかけ、名将・長野業正に挑む
吉川永青
39p
【武田勝頼×御館の乱】正しき道はどれか…苦悩の末に下した決断
片山洋一
44p
【北条氏政×小田原合戦】戦の始まりと終幕、そこに秘められた想い
谷津矢車
49p
ビジュアル 激動の関東情勢を追う・MAP&年表

20p
インタビュー◎情勢を左右した語られざるキープレーヤー「国衆」たち
長塚 孝
54p
特集2 紫式部に清少納言、紀貫之、藤原道長… 平安時代の「すごい作家」列伝
【女性編】見聞きしたものを、仮名文字にのせて
古川順弘
102p
【男性編】当時を伝える、貴重な記録を残す
古川順弘
108p
連載ほか
この人に会いたい
vol.200
橋本環奈
7p
連載 漫画家に聞く!
第18回 亀 少女リタとバットゥータ先生の壮大なる世界旅行!

74p
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ
第8回
川越宗一
86p
特別企画 
第一次世界大戦Q&A
宇山卓栄
77p
竪堀、堀切、虎口…日本最大級の山城・向羽黒山城を体感する

59p
上陸地、古戦場、かくれ穴…壱岐でたどるもうひとつの「元寇」

69p
お茶の京都・宇治に平安の面影を求めて――『源氏物語』ゆかりの町を歩く

115p
コッペパンにソフト麺…日本の「給食」の歩みをさぐる
奈落一騎
64p
園芸、薬、食料、日用品、そして万葉集…「植物」に歴史あり
写真・文 岩槻秀明
120p
空から味わう日本の名城
第7回 横須賀城
写真・文 畠中和久
130p
歴史街道伝言板

96p
BOOKS・CINEMA

98p
この著者に注目!
神尾水無子

100p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
後姿を見ている後姿の後ろから
黒鉄ヒロシ
3p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。