首都直下地震<震度7>
発売日
2006年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66569-6

首都直下地震<震度7>

著者 柘植久慶著 《作家》
主な著作 東京大津波』(PHP研究所)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 <震度7>の直下地震が首都東京を襲った! 明日にでも起こりうる未曾有の大災害をシミュレートし警鐘を鳴らした迫真の近未来ノベル。



 「東京大空襲どころじゃない。やられている範囲が桁外れだ!」 深夜の震源地を飛ぶ偵察機の搭乗員が叫んだ。眼下の火災は旋風となって急速に燃え広がり、上空では火柱が1本と化して周囲の空間を焼き尽くしている――。

 平成XX年2月冬、東京湾北部を震源とするマグニチュード8.1<震度7強>の猛烈な地震が首都東京を直撃した。耐震性が高いとされた住宅・マンションが倒壊し、道路を塞ぐ大量の自動車事故が導火線となって、炎は際限なく広がっていく。都心では大量の帰宅困難者が発生し、脱出を試みる避難民が次々と炎に飲み込まれる。死者15万人、行方不明者10万人、死傷者の合計は100万人。今まさに時を超えて、関東大震災と同じかそれ以上の災禍が繰り返されようとしている。

 本書は、政府の予想数字を遥かに上回る、未曾有の大震災をシュミレートした衝撃の近未来ノベル。東京はこの衝撃<インパクト>に耐えられるか!?

 文庫書き下ろし。