雑誌
歴史街道 2022年7月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、〈日本とロシアの近現代史〉です。
ウクライナへの侵攻が問題となっているロシアは、日本の隣国でもあり、どう向き合うかは極めて重要な問題です。
遡ること150年前、日本とロシアの国交は、幕末に始まりました。
この時にも両国間には様々な葛藤があったものの、20世紀に入ると、日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、第二次世界大戦など、軍事的な衝突を繰り返すこととなりました。
しかし、対立ばかりだったわけではなく、幕末には同盟論が提唱されたり、日露協商や日ソ中立条約が締結された時期もありました。
それらの歴史は何を物語るのでしょうか。
今回の特集では、両国の関係史、ロシアの特質などにも触れながら、今後の日露関係を考えるためのヒントを探っていきます。
特集2は、〈戦国乱世を生き抜いた男 上杉景勝・三番勝負〉。
上杉謙信の陰に隠れがちではありますが、後継者の景勝は、御館の乱、織田信長の侵攻、関ケ原といった窮地を潜り抜け、上杉家を存続させることに成功しています。危機到来の際に発揮された、景勝の真価とは――。
特別企画は、〈10ポイントでよくわかる! 「鎌倉幕府」の歴史〉。
なぜ、北条氏が権力を握れたのか。なぜ、内紛が続いたのか……。
鎌倉幕府について問われると、意外と答えるのは難しいものです。
そこで本企画では、幕府の歩みを10の視点から見直していきます。
知っているという方でも、思わぬ発見があるかもしれません。
ウクライナへの侵攻が問題となっているロシアは、日本の隣国でもあり、どう向き合うかは極めて重要な問題です。
遡ること150年前、日本とロシアの国交は、幕末に始まりました。
この時にも両国間には様々な葛藤があったものの、20世紀に入ると、日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、第二次世界大戦など、軍事的な衝突を繰り返すこととなりました。
しかし、対立ばかりだったわけではなく、幕末には同盟論が提唱されたり、日露協商や日ソ中立条約が締結された時期もありました。
それらの歴史は何を物語るのでしょうか。
今回の特集では、両国の関係史、ロシアの特質などにも触れながら、今後の日露関係を考えるためのヒントを探っていきます。
特集2は、〈戦国乱世を生き抜いた男 上杉景勝・三番勝負〉。
上杉謙信の陰に隠れがちではありますが、後継者の景勝は、御館の乱、織田信長の侵攻、関ケ原といった窮地を潜り抜け、上杉家を存続させることに成功しています。危機到来の際に発揮された、景勝の真価とは――。
特別企画は、〈10ポイントでよくわかる! 「鎌倉幕府」の歴史〉。
なぜ、北条氏が権力を握れたのか。なぜ、内紛が続いたのか……。
鎌倉幕府について問われると、意外と答えるのは難しいものです。
そこで本企画では、幕府の歩みを10の視点から見直していきます。
知っているという方でも、思わぬ発見があるかもしれません。
公式サイト | ![]() |
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イワンのバカ |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.183 |
橋本良亮 |
7p |
特集1 日本とロシアの近現代史 激動の歴史が物語るもの
【通史】戦争と協調を経て…波乱の150年をたどる |
河合 敦 |
14p |
幕末から日露戦争へ…戦略を左右した「大国ロシア」の幻影 |
麻田雅文 |
22p |
【日露戦争】開戦への道と勝利に至るまでの激闘 |
松田十刻 |
28p |
【ノモンハン事件】日本軍はなぜソ連と戦い、敗れたか |
平塚柾緒 |
36p |
列伝◎八月十五日からの激闘! 日本を守った男たち |
水島吉隆 |
42p |
秘話◎国を超えて奏でられた音楽…ハルビン交響音楽団の軌跡 |
喜多由浩 |
48p |
特別インタビュー 日本人が知っておくべき「ロシアの特質」 |
池田嘉郎 |
52p |
特集2 戦国乱世を生き抜いた男 上杉景勝・三番勝負
【御館の乱】跡目争い勃発! 窮地から勝利を手繰り寄せた一手 |
片山洋一 |
70p |
【信長の侵攻】魚津城の危機…直江兼続が主君に見出したもの |
佐々木功 |
74p |
【関ケ原】対最上戦後の命を懸けた「もうひとつの戦い」 |
谷津矢車 |
78p |
特別企画
10ポイントでよくわかる! 「鎌倉幕府」の歴史 |
中丸 満 |
107p |
連載 ほか
始皇帝、諸葛孔明も感銘! 『韓非子』が語る「人の上に立つ者」の心得 |
長尾 剛 |
58p |
政治家としての菅原道真 ――百年後に開いた“花”とは |
天津佳之 |
62p |
連載 漫画家に聞く! 第3回 村上もとか 松前藩の青年医師から見た“幕末維新” |
66p |
|
連載 万、已むを得ず 第12回 |
幸田真音 |
82p |
歴史街道伝言板 |
90p |
|
BOOKS・CINEMA |
92p |
|
この著者に注目! 高殿円 |
94p |
|
連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県 第34回 伊達政宗×宮城県「頂戴致す」 |
今村翔吾 |
96p |
なくしてはいけない――想いをこめて挑んだ新しい“時代劇” |
中井貴一 北川景子 |
103p |
骨肉の争い、十字軍… 戦場に生きた英雄「獅子心王」リチャード1世 |
鷹橋 忍 |
118p |
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
ニッポンの「巨石」をめぐる 第10回 三徳山三佛寺の投入堂 |
写真・文 須田郡司 |
130p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。