リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2010年5月号]

私の人づきあいの掟
『STOP! 上から目線』
葉月 涼・神奈川県・主婦
 「最近、老眼が出てきたみたいで困っちゃって」
初めて立ち寄ったショップの店員さんとの話の中で、何の気なしに出した話題。すると、
 「私は老眼鏡に頼らないように頑張ってるの。あなたもあきらめちゃ駄目」 と店員さんは明るく輝かしい笑顔を見せてくれたのですが、何となくイラッとする自分がいました。初対面のあなたにそこまで言われなくても……という軽い反発心からです。そこで、はっと気がつきました。
 普段から私は、「前向きで明るくて良いわね」と言われることが多いけれど、この店員さんのように、明るいけれど上から目線で相手をイラッとさせている事もあるかもしれません。相手によって受け取り方は違うものと、改めて考えさせられました。

私の人づきあいの掟
『おしゃべりな私の噂話対策』
オリーブさん・広島県・主婦
 人づきあいの中では、「ねえ、知ってる?○○さんね~」と、人の噂話や陰口を聞くこともあります。話をしている相手は、「そうよね」と同意を期待しているのでしょう。
 でも、自分としてはちょっと違う意見だなとか、後で本人の耳に入ると都合が悪いと思えることもあります。
 そんな場合は、その場を離れることが一番。それができない時は、「何か事情があったのかもね」とか、「よく知らないのよ~」などと返事して、「そうよね」と同調しないよう、おしゃべりな私は気をつけています。

私の人づきあいの掟
『会話は“前向きに”』
谷尻知子・大阪府・主婦
 人と話していて、楽しい気分になることもあれば、いまひとつしっくりこないこともありますよね。私はせっかくの会話を楽しくするコツは、「前向きで肯定的な言い回し」だと思うのです。
 たとえば、自分が「風邪をひいて3日間寝込んだ」と友だちに話した時、「あら、いやだ。大変だったね。治りにくいのは、やっぱり年齢もあるわよね。私も気をつけないと……」と言われるより、「3日で治ってよかったじゃない。なんだかすっきり見えるわよ!」などと言われたほうが気持ちも明るくなるもの。
 「だめだったね」ではなく、「まあええやん、次がんばろう!」と、悩み事などは相手がどんな言葉を期待しているのかを考え、言葉にしてあげることが大切だと思います。
 たかがおしゃべり、されどおしゃべり。否定的なフレーズを使わず、前向きで元気のでる会話を心がけたいと思っています。

ちょっと笑える失敗談
『ジョン・レノンはどこに!?』
ゆらぎ・東京都・会社員
 ある雑誌の見出しに、「今よみがえる、懐かしのレノン」とあったので、ジョン・レノンが大好きな私はすぐにその雑誌を購入しました。
 ところが、何枚ページをめくっても、ジョン・レノンは出てきません。ですが、すべてのページを探し終えた後、私は大変な勘違いに気がついたのです。
 それは、「レノン」ではなく、「ノレン(暖簾)」だったのです。その雑誌は祖母にあげました。

ちょっと笑える失敗談
『出かける前に忘れずに』
あんあん・神奈川県・家事手伝い
 外出した帰宅途中、電車の中で何気なく背中に手を回すと、そこには心あたりのない突起物が。思い当たったのはジャンパースカートのファスナーの金具。
 そうだ! 朝、途中までファスナーを上げたけれど、なぜかその日は上げづらく、後は母に頼もうと身支度をしているうちにすっかり忘れて、コートを着て出かけちゃったんだ……。
 そして、レストランでコートを脱いだことも思い出しました。上げ忘れのファスナーは、髪で隠れていたかもと喜んだのもつかの間、ほんの数日前に頼みの長い髪をばっさりと切っていた私。しかし、私の座席の後ろには高いつい立てがあったっけ……。と、心中一喜一憂しながら家に帰りました。


ちょっと笑える失敗談
『朝から意外な曲が……』
望月ヤスコ・埼玉県・主婦
 高校を卒業してデパートに就職した時の話です。私が配属されたのはアナウンス室で、閉店時は、「ほたるの光」を流し、開店時は「カッコーワルツ」を流すのが決まりでした。
 なのに、ある日、私は朝の開店と同時になんと「ほたるの光」を流してしまい、おまけに条件反射で閉店の挨拶までしてしまったのです。
 幸いなことに、店内は開店時の混雑さと、アナウンスのボリュームが大きくなかったために、あまり気づかれることなくすみました。今では笑い話ですが、当時は冷や汗ものでした。


私の元気の源
『3つの習慣で元気百倍』
ぽん太・千葉県・パート
 私は気持ちが落ち込んだときにすることが3つあります。
 1つは、いつも以上に布団干しの回数を増やし、布団をふかふかにすること。そして、就寝前に大好きなイングリッシュガーデンや田園風景の写真を見て眠ることです。
 2つめは、バスタイムを長めにとり、丁寧に顔のマッサージやヨーグルトパック、頭皮マッサージをして体をいたわってあげること。
 3つめは、お花や野菜の種まきをして成長を見守ることです。
 いつ芽が出るかなと、不安半分で待っている時間もあるぶん、芽が出て、成長していく姿が嬉しくてたまりません。
 大きくなってねと応援しているうちに、いつのまにか自分が励まされているような気持ちになるから不思議です。

お金のかしこい使い方
『優雅に節約生活』
ハンナ・兵庫県・パート
 このご時世、お金はメリハリをつけて使うようにしています。お金をかけるものは、使用頻度が高く、かつ長く使えるもの。例えば、家具や食器などです。
 わが家ではルーマニアやイギリスのアンティーク家具、クリスタルグラスやシルバーのカトラリーを愛用しています。決して安くはないけれど、大事に使えば子どもや孫の代まで十分に使えます。
 その代わり、流行すたりがある洋服にはお金をかけません。外食も年に1~2回で、家で作れないものを食べにいく程度です。
 お茶も外で飲まなくても、少し高い茶葉を買ってお気に入りのカップで飲めば、気分も盛り上がります。節約生活ですが、わが家に来る人は「優雅ですね~」と言ってくださいます。