リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2010年7月号]

掃除・収納・料理のコツ
『今こそ、箒(ほうき)でお掃除』
相澤康代・東京都・会社員
 少し前まで掃除機オタクだった私。優れた機能を求めては買い直してばかりでした。けれど、子どもが学校の宿題で家電について調べることがあり、それをきっかけに、私も家電について考えるようになりました。
 家電のない暮らしは一見不便に思えるかもしれないけれど、実はよい一面もあるのでは?と思い直しています。
 たとえば、箒です。掃除機で吸うより茶殻を撒いて箒で掃くほうが殺菌効果が得られます。夜でも気にせず掃除ができるし、ドアの裏に下げて収納すれば、さっと取り出せて仕舞えます。
 横に掃くという動作が腰のくびれをつくるのによいとくれば、お金をかけずにエクササイズもできてしまいます。今は、人に、地球に、お財布にやさしい掃除方法を実践しています。
 

掃除・収納・料理のコツ
『カゴで賢くおもちゃ収納』
とも・愛媛県・看護師
 3人の子どもがいる我が家のリビングは、すぐにおもちゃで溢れてしまいます。おもちゃは種類ごとにカゴに入れて収納しても、出すだけ出して一切片付けない子どもたち。
 そこで、カゴを子ども1人につき1つずつ与えるようにしました。すると、自分のおもちゃは自分のカゴにきちんとしまうようになりました。
 また、子どもたち同士のおもちゃを時折入れ替えると、目新しいのか、おもちゃを買ってともあまり言わなくなりました。カゴの使い方ひとつでおもちゃ収納の悩みも解決です。
 

掃除・収納・料理のコツ
『料理はチャレンジ精神で』
ひだまり・奈良県・セラピスト
 少し前までは、春休みや夏休みなどまとまった休みになると、「子どもたちのお昼ご飯も作らなきゃ~」と、背後からせきたてられているような気持ちになっていました。心のどこかで「学校へ行っていたら、給食があるから作らなくていいのに。面倒臭いな」なんて……。
 でも今は、自分に2つの選択肢を与えて、心の負担を軽くしています。1つは「お惣菜を買う」。もう1つは「冷蔵庫の残り物で何かを作る」です。
 ちょっとラクをしたいときにはお惣菜を買えばいいし、作るにしても、「今あるものでどんなものが作れるだろう」などとチャレンジしてしまうのです。頭の体操にもなるし、何より前向きな気持ちになれます。
 子どもたちもワクワク顔で、感謝の気持ちを表してくれるようになりました。子どもは自分を映し出す鏡ですね。

 

ちょっと笑える失敗談
『節穴では困ります』
ぽんぴ・奈良県・主婦
 覚えたての言葉をすぐに使いたがる娘。小学校の卒業式の前日にあった参観日で、先生が「卒業とは人生の節目であります……」と話された。
 数日後、娘は私に「卒業って、人生の節穴やんな~」。思わず、「お前の人生が節穴や~!!」と笑ってしまいましたが、どうか娘の人生が節穴にならないようにと願いました(笑)。
 そんな娘も今年で大学4年生。自分の道を見出し頑張ってます。
 

ちょっと笑える失敗談
『本当は誰の靴下?』
レノ・埼玉県・主婦
 小学6年の娘の身長が伸び、私と洋服を共用できるようになってきました。そのせいか、時々タンスを間違えて収納してしまいます。
 ある日学校で、娘の右隣りにいた友達が娘に向かっで、「靴下に犬のワンポイントがついてるね」と言うと、左隣りにいた友達が「そんなのついてないよ」と言い合いになったらしいのです。
 その話を聞いてはっとしました。朝はかせた靴下を確認すると、犬のワンポイントがついている靴下はパパのものでした。
 いくら洗っているとはいえ、多感な年頃の娘にパパのと間違えたなんて言えば、憤慨するだろうと思い、今でも私の靴下と間違えたことにしてあります。
 

ちょっと笑える失敗談
『お昼の楽しみが消えた日』
マスミ・東京都・会社員
 手入れをする人がなく、会社の中庭には草がボーボー。ところが先日、そこにシソの葉を発見! 私は 「これはラッキー」とばかりにせっせと水をやり、昼食時、持参したおにぎりをくるんで食べていました。
 ある日のこと。シソでくるんでいると、後ろに社長が!
 「何してるの?」「いえ、雑草がすごいので」「抜いてくれてるの? ありがとう」という話の流れになりました。
 数日後、なんと大事にしていたシソは消えていました。社長が雑草を抜くように指示したのでした。残念……。


 

暮らしを楽しむヒント
『ツイッターでおはよう』
もも缶・東京都・公務員
 毎朝4時半に起きる私。疲れていて目覚まし時計に起こされたときは、どうしてもぽんやりと朝の時間を過ごしてしまいます。
 そういうときは、パソコンを開き、コミュニティサイトであるツイッターを楽しみます。
 「ツイッターナビ」を利用して「おはよう」と検索すると、私と同じように朝早く起きた人たちのつぶやきが見られます。
 書き込みを見ているうちにぼーっとしていた頭もだんだんと冴え、家事にスムーズに移れるようになります。
 夜も時間があるときは、寝る前に「おやすみ」で検索。見ているとだんだんと眠たくなってくるから不思議です。
 パソコンは私にとって、イキイキ生活を送るうえで欠かせないものになっています。

 

最近、嬉しかった出来事
『気持ちを回覧板に添えて』
ふくちゃん・静岡県・自営業
 地域によって、回覧板の回し方はいろいろだと思いますが、私が住んでいる地域では、回覧板をドアノブにかけておいたり、ポストに入れたりと、手渡してくれる人はとても少ないのです。
 でも、お隣りの幼稚園にかようお嬢さんは、きちんと私に手渡してくれます。彼女の顔を見るたびに、ほんわかした心になります。
 先日は、回覧板とともに、自分で作ったかわいらしいチューリップの折り紙を一緒に届けてくれました。この子にも、この子のお母さんにも、優しさをありがとうという温かい気持ちになりました。
 たかが回覧板ですが、人と人との心のふれあいの場を大切にしたいものですね。