リーダーズクラブ [PHPくらしラク～る 2011年10月号]

私のラクラク片づけ術
片づけがはかどる秘訣
スマイル・千葉県・パート
　家の中は、片づけてもすぐにごちゃごちゃになります。だからこそ片づけをラクにしたくて、いくつか作戦を編み出しました。
　くたびれて動きたくないときは、「タイマー作戦」。“５分片づけ”か“10分片づけ”のどちらかを選び、タイマーをかけて「よーい、スタート」で片づけます。短時間だから集中して一気にがんばることができ、意外にはかどって部屋がすっきりします。
　「端から片づけ」も効果的です。あちこち動き回らず、とにかく部屋の端から順に片づけていくと、効率よく片づきます。
　また、一ヵ月に一度はお客さんを呼んでいます。トイレも棚もいつもよりきれいに拭き、玄関には花も飾ります。月に一度だとそんなに負担になりませんし、おしゃべりの楽しみがあるので、体もスッスと動きます。

私のラクラク片づけ術
技あり！　コンロ下収納
マミパ・広島県・主婦
　私のキッチンのコンロ下収納は、深い引き出しになっています。そのままだと使いにくいので、上から見ても分かりやすく、取り出しやすいように工夫しました。
　写真のように百均のファイルボックスを並べて、フライパン、中華鍋、卵焼き器などを入れています。取っ手が上に出ているので、とても使いやすいです。ジャムなどの空きびんも同じファイルボックスに入れていますが、ひと目で大きさや形などがわかり便利です。
　おすすめできる、自慢の収納アイデアです。

私のラクラク片づけ術
「買ったら捨てる」がルール
はらペコ・福岡県・ケアマネジャー
　私の片づけ術は、捨てることです！
　バーゲンで洋服を買いますが、行く前に捨てるものをあらかじめ決め、収納スペースを確保しておき、新しいものをそこに入れています。最近は、後輩に服をあげたり、フリマに出したりもしています。バッグや靴も同じようにします。
　「買ったら捨てる」をルールにすることで、収納スペースをパンパンにしないですみます。物の出し入れがしやすくて、気持ちよく過ごせます。

ちょっと笑える失敗談
ない！　と思ったら……
ペチュニア・和歌山県・主婦
　ある日腰痛で、ソックスすらはけなくなりました。病院に行こうと決め、無理をしてでもはこうと短いストッキングを準備したのですが、出かける前にどこを見てもそのストッキングが見当たりません。仕方なく別のソックスをはいて病院へ行きました。
　診察室へ入ったところ、看護婦さんがじっと私を見つめてひと言、「その肩のストッキングは何のためですか!?」。「えっ!!」と思って肩を見ると、ストッキングが乗っていました。
　腰があまりに痛くて無意識にやってしまったことかもしれませんが、どうして肩に置いたのかさっぱりわかりません……。恥ずかしい！

ちょっと笑える失敗談
あまりにお買い得！
海月・東京都・会社員
　残業した夜、夕飯の食材を買いに閉店間際のスーパーに駆け込みました。生鮮食品がことごとく20パーセント引き、30パーセント引きになっているのが嬉しく、沢山カゴに入れました。
　が、ふと見ると高級なお寿司がなんと50パーセント引き!!ご飯を作るのも面倒だし今日はこれにしようと、他のものは全部棚に戻してお寿司だけ買うことにしました。
　ところが、レジで唖然……。実は50パーセント引きではなくて50円引きだったのです！　返すのも恥ずかしいのでそれを買って食べました。おいしかったけど、トホホな気分でした。

ちょっと笑える失敗談
勢い余って……
井畑美代子・青森県・主婦
　仕事で遅くなり、あたりがすっかり暗くなった日のことです。夫から、車で迎えに来てくれるという電話がありました。待たせてはいけないと、私は職場の駐車場に急ぎました。
　「お待たせー!!」と言って車の助手席に飛び乗ったのですが、なかなか走り出しません。どうしたことかと運転席を見たら、なんと！　まったく知らない男性が、変な目で黙って私を見ているではありませんか。
　謝ってあわてて降り、周囲を見ると隣の車に夫の顔。我が家と同じ車種、しかも一文字違いのナンバーだったのです。相手の男性は私以上にびっくりしたことと思います。
　夫には「若い男性とどこに行く気だったんだ？」と言われ、悔しいやら恥ずかしいやら……。

最近、嬉しかった出来事
部活の意外な効果
すりりんご・福井県・パート
　高校一年生の一人息子が、ボート部に入りました。不器用ながらもだんだん練習についていけるようになってきたそうで、母としてはほっと一息ついています。しかも、この部活には思わぬ効果があったんです。
　先日、息子が合宿から帰り、私は息子の洗濯物や食事の片づけでバタバタしていました。すると、息子が、黙って風呂場へ行き、お風呂をわかしてくれたのです。これまでにないことで嬉しくなって、「疲れているのにありがとうね」と言うと、ボソッと「いや、別に」。
　後で話を聞いたところ、合宿で先生から、「一年生！　何を今しなきゃいけないかを考えて行動しろ！」と注意を受けたということでした。
　ボート部がは他の部活よりも厳しいけれど、その分息子が一層成長を遂げてくれることを願っています。

最近、嬉しかった出来事
報われたひと言
のろまちゃん・島根県・主婦
　同居の姑を病院に連れて行ったときのことです。待合室で姑が、一人暮らしの老婦人に向かって、「あんた息子さんが家を建てんさったそうなが、一緒に暮らしとるんかな？」と声をかけていました。老婦人の答えは、「行きゃあせん。新しい家の中を杖ついて歩いちゃあ気がひけるし、嫁さんが気い遣うけ気の毒だ。来い来い言うてくれるんだがなあ、なんぼ細いボロ家でも一人の方がええ……」。姑は、「行きゃあええのに」とつぶやいていました。
　その日、家に帰ったところで、姑が私に向かって、「わしゃあ、あんたとこが一番ええ。娘や次男のとこは気い遣うようなけいやだ」と言いました。私はハッとして感動し、とても嬉しくなりました。普段の生活ではいろいろあるけれど、“あんたとこが一番ええ”そのひと言で救われたように思いました。