リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2011年11月号]

私の開運術
前向きになれる“集中タイム”
みんないい・山口県・ナース
 私が幸運に暮らすために心がけているのは、何かに集中したり熱中できる時間をつくることです。
 たとえば、応援しているプロ野球の球団の試合をテレビで応援する。「今日はここからここまで」と決めて、ジグソーパズルに集中する。中学校レベルの、図形の角度を求める問題を解いてみるのも意外と楽しいものです。
 いろいろと大変なことも多い毎日。短い時間でも何かに没頭することで、自分のおかれている現状や悩みから逃避できて、またがんばろうという気持ちになれます。

私の開運術
玄関をぴかぴかに
カフェラテ・広島県・主婦
 わが家の玄関には、二羽のふくろうがいます。と言っても、水色とピンクのちりめんで作られたマスコット。両親からもらったお土産です。小さな丸太の上にちょこんと乗って、訪れる人をつぶらな瞳で迎えてくれます。目にするたびに癒されるし、縁起のいいものなので、とても気に入って置いています。
 他の部屋には目をつぶることがあっても、玄関だけはきれにするぞ! というのが私のこだわりです。
 なぜって家族が一日を終え、帰宅した時にホッと出来る空間だったらうれしいから。お客様に気持ちのいい空間だと感じてもらえたら素敵だから。そう思ってもらえたら、自然と幸せな運が舞い込んでくるような気がします。

私の開運術
しっかりとお墓の手入れ
ほじょの母・山口県・会社員
 私が実践している開運方法は「お墓参り」です。訪れるのは、親戚や先祖の墓、全部で十基です。
 お墓参りのときは、花を腕いっぱいに、水もたくさん抱えて順番に回っていきます。きれいに掃除して、新しい花を飾り、お線香をあげ……そうこうしていると、心がとても和やかになってきます。ご先祖さまが喜んで、守ってくださっているような気がします。
 この頃はお墓参りをする人が少なくなっているようですが、これからも丁寧に手入れをしていきたいと思います。

ちょっと笑える失敗談
「ふ」がつく言葉
こゆ子・広島県・公務員
 ある日、仕事から帰って、いつものように娘の宿題に目を通していました。このときの課題は、「『ふ』のつく言葉を書きましょう」という国語の問題でした。
 娘のノートに並んだ言葉は、「ふうせん」「ふうりん」「ふりん」……。えっ!ふりん!? 最近の小学一年生は不倫なんて言葉を知っているのか! と思った私は娘にさりげなく探りを入れました。
「ねえ、さやちゃん。『ふりん』って何?」
「……」
 しばらく考える娘をどきどきしながら待っていると、
「かあさん、マルがなかった。『ぷりん』だった」
 よかったあ。ほっと胸をなでおろしましたが、一人でどきどきしてばかみたいだったなあと、後から思い出しておかしくなりました。

ちょっと笑える失敗談
初のサウナにて
むっち・福岡県・主婦
 家族で温泉旅行に行き、娘と一緒に初めてサウナに挑戦しました。息苦しいなか、前かがみで座り、暑さを我慢します。五分ほどがんばって、なにげなく体を起こしました。
 すると、あちちち! 喉のあたりがとても熱いのです。急いでサウナを飛び出し、喉元に水をかけて気づきました。ネックレスをつけたままだと、とても熱くなるということに……。
 次は気をつけようと心に決めたサウナ初体験でした。こんなドジをするのは私だけかもしれませんが、子どもに笑われないよう、みなさまもご注意を!

ちょっと笑える失敗談
教育の成果?
りんりん・福岡県・主婦
 もうすぐ二歳になる次男。今までは「ママ」「パパ」「ブーブー」などの単語しか話さなかったのですが、最近はもう少し言葉らしい言葉を発するようになりました。
 その言葉とは、「ああっ! もうっ!」……。家の中ではもちろん、外出先や主人の実家でもとにかく「ああっ! もうっ!」を連発します。一瞬どこで覚えてきたの、と思いましたが、犯人はどうやら私のようです。
 自分では自覚していなかった口ぐせにこんな形で気づかされるとは、何ともトホホです。

最近、嬉しかった出来事
久々の誕生日ケーキ
はなはぴ・北海道・主婦
 先日、誕生日を迎えました。以前は誕生日に自分でケーキを買っていたのですが、虚しくなって数年前にやめました。そうすると、家族は私の誕生日に気づかないらしく、「おめでとう」の言葉もなしで、普通の日として過ぎ去る年が続いていました。ちょっとさびしいなと思いつつ、大人なんだし今更「誕生日おめでとう」でもないか、とあきらめていました。
 今年もそうだろうなあと思っていたところ、なんと、息子がサプライズでケーキを買って来てくれました。「おめでとう」の言葉と拍手つきです。拍手って、照れるけどけっこううれしいものですね。
 ささやかでも、心がこもっていれば十分素晴らしいお祝いです。いい歳なんだから……というのではなく、いくつになっても、誕生日には無事にその歳を迎えられたお祝いをしたいと思いました。

最近、嬉しかった出来事
枯れたと思ったら
まつけい・埼玉県・主婦
 11月も半ばの朝、ベランダに出てみました。すると、枯れ果てて種ができた朝顔の鉢植えの中に、青紫の美しい花が一輪、小さいけれども凛として咲いていました。
 11月ともなれば朝はぐっと冷え込み、暖房器具もそろそろ必要な季節です。枯れた茶色のツルに紛れてまだ緑色のツルと芽があるとは思いもよりませんでした。
 本当ならば、朝顔は暑いくらいの日差しを浴びてのびのびと咲く花のはずです。それなのに秋の終わりの寒空に向かって力強く花を咲かせて、すごいなあと思いました。
 こんな美しい朝顔を見ていたら、息子の姿と重なりました。子育てではときに戸惑うこともありますが、あの子もまだ気づかない何かをもっているかのかもしれない、と前向きな気持ちになれました。