リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2012年4月号]

私の片づけ術
「いる物だけ」でスッキリ!
えくぼママ・大阪府・主婦
 私は物を捨てるのが苦手です。片づけを決意しても、どうしても処分できず、時間をかけてもスッキリしないことがしばしば。でも、最近、片づけのコツが少しわかってきました。
 私がいつも処分を迷うのは「いつか使うかもしれない」「他にも同じ物を持ってるんだけど、もったいないし……」という物。そこで、まずは収納場所を空っぽにして、どうしてもいる物と現在あきらかに使っている物だけをそこに入れることにしました。それ以外の物は、いったん紙袋などに保管。必要があって使った物は収納場所に戻して、二週間経っても出番のなかった物はそのまま処分します。
 冠婚葬祭用の品などはそうも行きませんが、日用品、衣類、食器はかなリスツキリしました。物が減っても不便はなく、快適な状態です。次は思い出の物の整理にチャレンジします。

私の片づけ術
片づく秘訣は“お客さま”
がりがりまん・兵庫県・主婦
 ママ友達がやってくると、すっきりしていると驚いてくれる我が家。ごく普通のマンション住まいですが、すっきりの秘訣は“お客さま”にあります。
 ちょっと家が散らかってきた、キッチンもそろそろ磨きどき……と思ったら、片づけや掃除に取りかかる前に、ホームパーティーのお誘いをかけます。普段ゆっくり話せない友人達を招いて、自宅でのんびりランチを楽しんでもらう趣向です。
 約束を取り付けたら、さて、片づけ開始! お客さまが来るとなると気合いの入り方が違います。普段はなかなか動かない体がてきぱき働き始めます。
 そして、パーティー当日。みんなのおかげで家も片づいたわ、来てくれてありがとう、とお客さまに感謝をして楽しい時間を過ごします。

私の片づけ術
大掃除は春に変更
シュークリーム・広島県・主婦
 もうやってられません! というのは、年末の大掃除のことです。ガラス拭きでは手荒れ&しもやけに悩まされ、北風に吹かれながらも掃き掃除では風邪をひきます。レンジなどの油汚れも、寒い時期は落ちにくい! 夫も娘も「寒いから」「春になったら手伝うよ」と、暖房の効いた部屋でぬくぬく……。
 そこで、わが家は今年から、リクエスト(?)通り春に大掃除をすることに決定しました。暖かくなれば体を動かすのもおっくうではなくなるし、三馬力なら効率アップ間違いなし。無事終わったら、ごほうびにおすしを食べたりしてもよさそうです。
 どうやったらみんなで楽しく掃除できるか、今、その作戦で頭がいっぱいの私です。

フリートーク
素敵な笑顔が特効薬
りんごゼリー・福井県・主婦
 ある日私は、ちょっとイライラした気分でドラッグストアへ行きました。レジに並んでいるとき、ふとレジ係の女の子の指先を見て、きれいにネイルがされているのを発見。
 思わず「かわいいネイルですね」と言うと、彼女は「ありがとうございます!」と素敵な笑顔を返してくれました。すると、あら不思議。イライラしていた気持ちが、すっと消えていったのです。
 私はさっきまでの気持ちが恥ずかしくなり、「ありがとう!」と大きな声で返事をして店を出ました。見知らぬ女の子のおかげで、すっきりした気分で帰宅できました。

フリートーク
目指せ! 二人で合格
仲良く受験・福井県・看護師
 小学三年の息子は今、漢字検定八級の受験に向けて、半分いやいやですが、勉強しています。私が「勉強せんと、合格できひんで」と言い続けていたある日、見覚えのあるテキストの山が机に置かれていました。そして、そこには「ママの分」と張り紙が……。半年前に受講し始め、放置していた介護事務の通信教育のテキストでした。
 時間もないし、と諦めかけていましたが、□ばかりでなく「やる姿勢」を見せないと! と気づがされました。それ以降、夕食の後に同じ部屋で一緒に勉強をしています。
 息子はまだまだ小さいと思っていたけど、日々成長してるんだなあ、一人の人間として認めないといけないなあと実感した出来事でした。二人で、合格目指してがんばります!

フリートーク
夫からの“指令”は……
さえこ・神奈川県・主婦
 私は少々せっかちな性格なので、やることが多いと「アレをやって、次はコレをやって……」と落ち着かなくなります。
 そこで、主人のすすめで「やることリスト」をつけることにしました。その日にやることを朝書き出し、終わったらチェックを入れていきます。やることが明確になるし、達成感も生まれ、少し家事にやる気が出るようになりました。
 そんなある日、ふとやることリストを見ると、一番下に「無理せず、時々休みをとる」と書いてありました。主人が出勤前に書いて行ったようです。私は自然と笑顔になり、家事の合間にコーヒータイムをとりました。もちろん、きちんとチェックを入れました。主人のちょっとした心遣いが、とてもうれしかったです。

聞いて聞いて! 私の家族
お口の中の宝物
かあちゃん・愛知県・主婦
 大人がとても言えないようなことも、子どもは簡単に言ってのけますよね。あれは、息子が3歳くらいのときのこと。夫の実家に農作業を手伝いに来てくれているパートのおばあちゃんの顔を見て、息子が「おばちゃん、何で歯がそんなにギンギンなの?」と真顔で聞きました。
「金も銀もあっていいなあ」と言う息子に、おばあちゃんは大笑い。さらにたくさんの銀歯が見えて、息子はますますうらやましがっていました。
 これはチャンス! と思った私は、すかさず、「歯を磨かないと、虫歯ができておばあちゃんより銀歯いっぱいになるよ」と言いましたが、息子は反対に「いいなあ」とうらやましがるばかりでした。
 結局、全然教訓にはならず、息子は今でも歯磨きが嫌いなままです。とほほだけど、心がなごむ一幕でした。

聞いて聞いて! 私の家族
正月恒例? 夫の作品
ももちゃん・滋賀県・主婦
 器用貧乏な私の夫。大晦日に、厚紙などで龍を作り、黄緑色に塗って、玄関先に飾った。その全長、なんと一メートル。
「よっぽど暇なんやわ」「せめて家の中に入れといたらいいのに」という家族の声もなんのその。夫はデジカメでの撮影も済ませ、ご満悦。雨がぱらつくと、頭からビニール袋をかぶせて、丁重に保護していた。
 その姿を見て、夫から初めてもらった年賀状に龍の版画があったのを思い出した。とても上手だったのが懐かしく、ド派手な黄緑色の龍も少し愛しく思えてきた。

ちょっと笑える失敗談
靴下、ではなくて……
みのりん・神奈川県・パート
 ずっと以前、姉からパイル生地の、きれいな水色のハイソックスのようなものをもらった。ゴムもなくはきづらいが、この形はソックス以外には考えられない。「変だなあ。スキー用かな?」と思いながら使っていた。
 翌年、妹の家に行ったとき、トイレに入ってびっくりした。なんと、私のハイソックスと同じものが、トイレカバーとして使われているではないか。
 私は、「わあっ!」と叫び、真っ赤になってトイレから飛び出した。「カバー……」と言ったきりあとは声にならない私を、妹は何ごとかと目を丸くして見ている。
 姉が妹と私にくれたのは、トイレカバーだったのだ。和式トイレしか知らなかった田舎者の私は、それをソックスと思い込んで無理やりはいていたというわけ。思い出しても恥ずかしい、ドジな勘違いだった。