リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2013年1月号]

私の朝時間
「朝仕事」で早起きの特訓
白玉あずき・神奈川県・パート
 資格試験の勉強や読書など、朝早く起きて取り組んだほうが絶対に効果的ということはわかっていても、どうしても起きられなかった私。
 そこで、一念発起して、朝6時からのパートの仕事を始めました。
 5時半には出かけなければならないので、4時に起きて準備します。それに慣れてきたら、仕事のない日も朝から活動を開始できるようになりました。
 6時ごろ、近くの24時間営業のファストフード店で勉強を始めると、かなり集中できます。その分、夜は8時か9時には気力が消滅して寝てしまうのですが、お金も稼げるうえに、生活全体が前倒しになり、段取りをよく考えるようになりました。娘の送り迎えなど、夫の協力がありがたいです。
 冬は真っ暗な中、出勤しなければならないなど、早朝仕事は誰にでもおすすめとは言えません。でも、「朝が苦手」の荒治療としては一つの手かも、と思います。

私の朝時間
日本の朝といえば……
みるくてぃー・広島県・主婦
 最近、朝の“味噌汁”作りにはまっています。長年わが家はパン食が定番でした。忙しい朝にもパパッと食べられるし、片付けも比較的楽チン。でも、娘が突然和食のおいしさに目覚めちゃったんです。「ならば」と私もご飯と味噌汁にチェンジ!
 ご飯は前日の夜に炊飯器をタイマーセットすれば手間ナシ。問題は味噌汁です。夫の弁当作りと並行して、朝から出汁をとって野菜を切ってなんて、不器用な私には絶対無理!そこで夕食の際に多めに具材を切って、朝食用に分けて冷蔵庫でスタンバイ。出汁も準備しておきます。そうすれば朝は鍋を火にかけ具材を投入するだけでOKです。
 朝からアツアツの和食が手間なく食べられて、「あ~!これぞ日本の朝ですなぁ」とリッチな気分を満喫しています。今後は、その日の気分に応じて、味噌をセレクトして味わってみる予定です。

私の朝時間
夫婦の大事な時間
フォルテ・新潟県・団体職員
 6時前に出勤する夫と、朝あれこれ話をしています。夫は軽く朝食をとったり、着替えたり。私はマグカップにいれたコーヒーを飲みながら話をします。夫や私の仕事の話、子どもの話、地域のこと、考えたこと、これからの予定などなど。
 夜は夫の帰りが遅いことが多いので、じっくり話をすることができません。この時間にあれこれ話をすると、私は気持ちがスッキリするし、夫の様子や疲れている理由もよく分かります。スッキリすれば、子どもに八つ当たりをしなくてすみますし、仕事にも意欲的に取り組めます。
 時間にすれば、ほんの15分程度ですが、私たちにとっては大事なコミュニケーションの時間です。

私の朝時間
やることメモで余裕を
ぽぷらの木・広島県・主婦
 高校生と小学生の息子、主人がいるわが家。朝の家事は毎日決まっていて、手間のかかることはあまりありませんが、やっぱりバタバタします。
 そこで、やることをメモに書いて貼るようにしたところ、うっかりミスが減り、子供の突発的な発言にも割合穏やかに対応できるようになりました。「これ終わった」「次も終わり」と小さな達成感があって作業がはかどり、結果として時間短縮にも繋がりました。
 きれいな紙にきちんと書いてもいいのですが、私はメモ程度。夏にはプールの準備とか、試験中は早く起こすとか、細かい変化が多いので、走り書きが私にはちょうどいいようです。

私の朝時間
文章を書いてスッキリ
みか姫・兵庫県・主婦
 わが家では、子どもたちが朝7時に家を出ます。
 さあ、これからは私の時間。洗濯機を回しながら今日も文章を書きます。
 新聞や雑誌への投稿原稿の他、ただ心に浮かぶことをノートに書き連ねます。自分の内面に向き合い、心をクリーンにする貴重な時間です。
 以前は、夜中のほうがロマンチックな文章が書けると思い込んでいました。けれど、深夜に書いた文章は、表現が大げさで、後で読み返すとこっ恥ずかしいこともしばしば。そこで今は、寝る前に布団の中で色々考えたことを、朝まとめるようにしています。投稿の採用率は以前よりずっと高くなりました。

フリートーク
姪っ子の心意気
キク・東京都・会社員
 久しぶりに妹と姪っ子に会い、一緒にお茶を飲みました。妹の旦那さんはペンキ職人で、不況のため仕事が減っているそう。妹はパートでせっせと働いているのですが家計は厳しそうな様子でした。
 ところが会計のとき、妹は「私が誘ったから」と私の分までなんとしても払おうとするのです。ちょっと押し問答をしていると、なんと姪っ子がポシェットからお小遣いを出し「これで」と言うのです。もうびっくり!
 金額は全然足りなかったのですが、ありがたく使わせてもらいました。優しい気持ちに心が温かくなりました。

フリートーク
意外と身近な生き物たち
Wのひつじ・愛知県・主婦
 この間、1メートル以上ある立派なヘビを見ました。しかも、お隣の玄関先で!小学生の野次馬がどんどん集まり、中には木の枝でヘビをつつく悪ガキも。ヘビを初めて見るという子どもが多く、私もこんな大きなヘビに出合ったのは初めてでした。
 これがきっかけで「動物を見つける目」になったのか、その後次々に、近所の川で泳ぐヘビや、庭で羽化したばかりの蝶と抜け殻になったサナギを発見しました。聞くところによると、ヘビの泳いでいた川ではカワセミも見られるとか!子どもたちは最近モグラも見かけたそうです。
 まだまだ、身近なところで結構いろいろな生き物が力強く生きているんだなあと思いました。これからも新たな発見を楽しみにしていきたいと思います。

聞いて聞いて!私の家族
パワーをくれる言葉
かすみ草・新潟県・主婦
 私を笑顔にしてくれる息子と夫に、毎日助けられています。何よりうれしいのは、息子の「ありがとう」です。幼い頃からの習慣だからなのか、ちょっとしたことでもお礼を言ってくれます。朝は「起こしてくれてありがとう!」、学校から帰ると「弁当おいしかったよ、ありがとう!」、寝る前には「今日も一日ありがとう、また明日ね!」。だから、私は家事をするのが苦にならないのかもしれません。
 最近体調を崩し、夫と家事を分担していますが、お互い「ありがとう」を連発しています。

聞いて聞いて!私の家族
長旅で夫婦円満!?
まむぅ・宮城県・主婦
 仕事を早期退職した夫は、旅が大好き。先日北海道に、9泊10日の旅に出かけました。旅のお供は、愛してやまない軽自動車。寄ると触るとけんかになる私は、お留守番です。
 約3,000キロの旅を車中泊で過ごした夫は、北海道名産の昆布やいかめしをお土産に帰ってきました。「安上がりに楽しんできたよ」と話す夫の笑顔はぴかぴか。旅の持つ不思議なパワーを目の当たりにしました。
 私のほうも、一人で結構リフレッシュできて大満足。以来けんかは無くなりました(笑)。