リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2013年4月号]

わが家の片づけ術
楽しくポイポイお片づけ
ゆみネコ・茨城県・パート
 散らかすのが大好きな三歳の娘と二歳の息子がいるわが家。片づけ大好きな私にとって一番困るのが、おもちゃと絵本の散らかりです。
 そこで、近くのホームセンターで、おもちゃ用のボックスと絵本用のカゴを二人分買いました。ピンクはお姉ちゃん、青は弟と色分けし、自分の物はそこに入れるよう伝えたところ、ちゃんと「ポイポイ」するようになりました。弟のほうは、片づけというより、カゴに入れるのが楽しいようですが……。この中に入りきらないものは処分し、大切なものは別室の「おもちゃ置き場」に置くようにしたら、管理がラクになりました。
 夫も、以前はリビングが散らかっていても平気だったのに、自ら子ども達に片づけの声かけをするようになりました。

わが家の片づけ術
ごはんのためなら……
アップルミント・奈良県・主婦
 わが家は四人暮らし。食後はリビングにみんなが集まり、新聞を読んだりプラモデルを作ったりします。そして、そのまま使ったものが置きっぱなしの毎日。どこの家でもよくある風景だと思います。
「片づけてね」と優しく言っても「わかった」という返事だけで、もちろん物は動きません。掃除機をかけるときに腰をかがめてのけなければならず、いらいらは募るばかりです。そこで、何も言わずにダイニングのそれぞれの椅子の上に、片づけていないものを置くことにしました。食事をするには、それをのけなくてはなりません。
「片づけてから、食べてね」
 すると、おなかがすいているからでしょうか。さっと片づけに行くのです。おいしいものが目の前にあると、素直に動けるのですね。この方法、簡単でおすすめです。そろそろ椅子の上に置かずとも片づく日が来ると、さらにうれしいのですが。

わが家の片づけ術
“ごみ屋敷”からの脱却!
ひぃちゃん・宮城県・主婦
 典型的な“ごみ屋敷”体質の私。「私の辞書に『片づけ』の文字は存在しない」などと豪語していたところ、リビングの床に散乱していた本と文房具に足をとられて転倒。したたかに腰を打って命の危険すら感じ、ようやく片づけというものに目覚めたのが、昨年の夏でした。私のようなタイプが片づけに取り掛かるには、さまざまなノウハウを学ぶ以前に、自分の体か心で、痛い目にあうことが必要なようです。
 瀕死(?)の経験で目が覚めた私は、床をきれいにして足の踏み場を確保することから開始。徹底的な断捨離を実行して、棚には必要最小限の物を収納したところ、数年ぶりにリビングの床がすっきりと全容を現し、安全に歩けるようになりました。
 これまでのところ、リバウンドも無し。一度「片づいた快適さ」を味わうと案外癖になります。「使った物は元に戻す」「物は増やさない」……。痛い記憶を甦らせながら、片づけを実践し続けています。