リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2013年7月号]

私の節約術
笑顔になるための貯金
かすみ草・新潟県・主婦
私の節約法は、貯金の目的を必ず決めることです。
たとえば、新しい自分を見つける旅をするための積立。子どもに大学で楽しく勉強してもらうための積立。健康で過ごすための人間ドックの積立。女子会でおいしいものをいただくための積立。自分が好きな絵本の勉強をするための積立。ダンナ様とおしゃれしてコンサートに行くための洋服を買う積立……などです。
そうです。楽しいこと、うれしいこと、笑顔になれるために貯金をする。幸福になるために節約に励む。これが私の節約法です。
これなら、我慢ではなく、楽しく節約することができます。節約すると夢が叶い、楽しみを手に入れられると思うと、がんばれるのです。

私の節約術
ママ床屋で一石三鳥!
くみちゃん・静岡県・主婦
私の節約というより、家計の節約の話になりますが、わが家では子どもの床屋代を節約しています。
きっかけは、長男が中学生になって部活動で忙しく、なかなか髪を切りに行く時間がとれなくなってしまったこと。
今は、便利なアタッチメント付きバリカンが売っていて、これを使えば、結構うまくカットすることができるのです。
次男もいるので、二人分の床屋代が浮く代わりに、「ママ床屋」だとプロみたいにはうまくいかないので、そのお詫びを兼ねて、子どもたちには少しお小遣いをあげています。
そして、私には技術料(!?)と後片付けもあるので、手間賃に少し、お小遣いをもらうことにしています。
それでも家計は助かるし、わざわざ時間を割いて出かけなくても、子どもは家でテレビを見ている間に髪を切ってもらえて、お小遣いまでもらえるという、一石二鳥(いや、一石三鳥かな?)の「ママ床屋」なのです。

私の節約術
野菜で幅広いメニューを
あべこ・群馬県・介護職
食費の節約のために、買い物は一週間に一回としています。冷蔵庫が日に日にさみしくなっていきますが、なるべく途中で買い物をしないで一週間乗り切ります。
魚は、骨まで食べられる缶詰めを活用すると栄養もあり、安上がり。小麦粉があると、週末は、お好み焼きや “すいとん”で乗り切ることができます。
ポイントは、お惣菜を買わずに野菜を買い、その素材を組み合わせて作れるメニューを考えることです。
調味料を変えて、同じ食材に味の変化をつけたり、ネットでのレシピ検索も活用して、調理の工夫をしています。おかげで、一つの食材から作れるメニューの幅が広がりました。
また、野菜の皮や芯も活用すると、お得なうえにゴミも減ってエコになります。
以前は冷蔵庫が食材で埋もれていましたが、この節約術を始めてから、庫内がスッキリし、賞味期限切れで食材をムダにすることもなくなりました。

私の節約術
「断捨離」でムダカット
断捨離女子・三重県・会社員
私の節約法は、テレビや雑誌でも紹介されている「断捨離」という整理術です。
まず、「一年以内に使う予定の物」と「全く使わない物」とに分け、後者を思い切って処分します。そして、新しい収納家具を買わずに整理します。手持ちの家具に入らないとしたら、まだ物がありすぎるからなので、さらに処分します。これを二カ月に一度繰り返したら、部屋の物が約半分になりました。
以前は、探し物が見当たらないときには次々と代わりを購入していたので、それだけで結構出費がかさみました。
断捨離をしたことで押し入れの中から探していた物が見つかり、大助かり。気持ちもすっきりして、楽しみながら節約できますよ。