おすすめの本 [PHPくらしラク~る 2010年2月号]

『お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣』 
金子由紀子 著
アスペクト
定価1500円(本体1429円)
 不況の時代、できるだけ出費は抑えたいもの。でも、ものを安く購入するには、それなりのスキルと労力が必要で、ストレスも溜まります。それならいっそ、買わない努力をしてみませんか?買わないと決めれば、あれこれ悩まずにすみ、安く購入するよりも節約になります。
 本書は“シンプルで質の高い暮らし”を提案する著者が、「なぜ買ってしまうのか」を分析し、「買わない」を習慣にするコツを教えてくれる本。著者は、「買わない」を積み重ねることで、「買わなくても大丈夫」=「お金がなくても大丈夫」になっていくと言います。
 「買わない」ということは、今までお金をかけて人やものに頼っていたのをやめて、自分でするということです。出来合いのおかずを買わずに作る、家の補修を自分でする……。
確かに手間はかかりますが、その中で、新たな気づきや工夫が必ず生まれます。著者いわく、お金に頼らず暮らすということは、制限がある中で最大限の楽しみを引き出すという
ことなのだとか。
 買っていいものの条件などもわかりやすくまとめられていて、すぐに実践できます。
「これ以上出費を削るのは無理」と思っている人に、ぜひ読んでほしい本です。意外な「買わずにすむもの」を発見できるかも。

『「ほどほど」のススメ』
横森理香 著
中経出版
定価560円(本体533円)
 家事も育児も大変な仕事。全てを完璧にこなそうとすると、心身共に疲れてしまいます。そこで著者は、「何事も“ほどほど”がいい」と提案。家事だけでなく人間関係も、「いつも」を「たまに」に変えてみようとアドバイスします。
 親しみやすい語り口の著者の言葉にスーッと肩の力が抜け、思わず笑顔に。自分のペースで頑張ろう、そう思えてきます。

『1日5分!忙しすぎる毎日から抜け出す習慣術』
ヴァロリー・バートン 著
小室淑恵(監修)/満園真木(訳)
日本実業出版社
定価1575円(本体1500円)
 ライフコーチングを行なう著者が、忙しい毎日の脱出法を伝授。チェックリストで時間に追われる原因を探り、1日1章ずつ28日間で読み終える構成です。
 質問に答えて記入する「5分間日記」もあり、自分の新しい一面が見えてくるでしよう。本書を参考にして、限られた時間を有効に使ってください。

『サルビア給食室のストックおかず』
ワタナベマキ 著
宝島社
定価980円(本体933円)
 作りおきは経済的で、忙しいお母さんにとって心強い味方。本書には、「ミックスピクルス」や「肉みそ」などの基本のストックレシピと、それらを使ったアレンジメニューが紹介されています。
 この1冊さえあれば、毎日のおかず作りも、急なおもてなしも大丈夫! 料理をするのが楽しくなります。