おすすめの本 [PHPくらしラク~る 2012年7月号]

『自動的にお金が貯まる習慣』
吹田朝子
洋泉社
定価1,470円(本体1,400円)
お金に困らない簡単貯金テク

 これからの生活に不安があるものの、思うように貯金できていないなら、お金の管理の仕方を見直してみませんか?
 貯金をサボれない仕組みさえつくれば、どんな人でもどんどんお金が貯まっていく――。そう断言するのは、三千件以上の家計診断そしてきたファイナンシャル・プランナー。収入にゆとりがあっても、何に使ったのかわからないどんぶり勘定では、当然お金は貯まりません。実は、貯められない人には、共通してお金の使い方に変なクセがあるのだとか。
 本書の目的は、自分のお金の使い方のクセを知り、家計管理のコツをきちんと覚えて、自分に合った方法でお金が貯まる仕組みをつくるというもの。毎月使っている金額を把握し、それが本当に必要な出費なのかを定期的に見直していきます。後は、自動的に貯まるように銀行口座をうまく活用するだけ。貯金に回す余裕などウチにはないと思っていた人も、この本を読めば「やれるかも」と思えてくるはずです。
 貯金は安心して暮らすための保障です。「お金が余ったら」「給料が上がったら」などと、貯金を後回しにしてはいけないと著者は言います。お金が少しずつでも貯まると不思議と気持ちに余裕ができ、将来への不安も減っていきます。自動的に貯まる仕組みで、無理なく楽しく貯金をしていきましょう。

『47テーマで学ぶ 家計の教科書』
矢野きくの、北野琴奈
TAC出版
定価1,050円(本体1,000円)
家計をがっちり守る指南書

 節約アドバイザーとファイナンシャル・プランナーが語る、人には聞けないお金の話。
 今まで差引支給額だけ見ていた給与明細の本当の見方、知らないと損する公的保険など、目からウロコのお金の情報が、「節約」と「運用」の二部構成でぎっしり詰まっています。
 お金をもっとかしこくやりくりしたい人に、最適な一冊です。

『まるごとおいしい 鶏肉レシピ』
藤井 恵
永岡書店
定価1,155円(本体1,100円)
いろんな鶏肉料理を食卓に

 鶏肉は高たんぱく・低カロリーの節約食材です。そんな鶏肉を使った体にもよいレシピを、部位ごとに紹介してくれるのが本書。「手羽中ハーブチキン」「ささみのパンプキンロール」といった、おしゃれなのに安く作れるメニューがいっぱいです。
 鶏肉料理のレパートリーを増やせば、食べ盛りの子どもがいても安心です。

『むだを省く 暮らしのものさし』
中川ちえ
朝日新聞出版
定価1,365円(本体1,300円)
自分サイズの暮らしを

 持つこと、買うことが当たり前になっている暮らしを見直してみたくなるのが、この写真エッセイ。
 「気に入ったものであれば数は本当は少しでいい」など、雑貨店の店主ならではの目線で、ものとの向き合い方法を伝えます。暮らしをスリムにするには、必要なものを見極める自分なりの基準を持つことが大切なのかもしれません。