おすすめの本 [PHPくらしラク~る 2013年9月号]

『アンシアの英国式お片づけとおそうじの本』
アンシア・ターナー
ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価1,470円(本体1,400円)
家族が快適に過ごせる家づくり

時間をかけているわりに、家の中がスッキリしない……。そんな方は、もしかしたら一度、片づけ方を見直すべきかもしれません。英国でカリスマ主婦として知られる著者は、BBCの番組で家事が苦手な主婦を変身させてきた実績の持ち主。本書でも、語りかけるように片づけ方を指南してくれます。
やり方は至ってシンプルです。散らかったものを片づけ、あとはひたすら掃除するのです。とはいえ、目指すのはモデルルームのような空間ではなく、家族にとっての居心地のよさ。主婦が疲れ果ててしまわず、短時間で家をきれいにできるコツがいっぱいです。
たとえば、部屋別の掃除は、毎日することと、週に一回でいいことを区別します。玄関なら、使ったものを戻すのは毎日で、床そうじは週に一度、という方法です。
特徴的なのは、増えがちな書類をきちんと整理する「ホームオフィス」の提案です。毎月の領収証や重要書類のファイリング法を紹介するのは、ものの整理整頓だけでなく、情報を管理することも大切だとの考えからです。余計なものや情報に気持ちをわずらわされない環境をつくってこそ、居心地よく、くつろげるわが家になるのです。
一度にやろうと思うと大変ですが、「日々の掃除は、ちょっとした心がけ」という著者の言葉が、気持ちを軽くしてくれます。理想の住まいへの第一歩を踏み出してください。

『ガラクタを捨てれば、人生はすべてうまくいく!』
竹内清文
PHP文庫
定価580円(本体552円)
自分を変えるお片づけ

片づけで人生を好転させた“ガラクタ整理師”の著者が、モノが心や人生に与える影響について伝授。収納の上手下手よりも、不要なモノ、つまり“ガラクタ”がある空間こそが問題だと言います。
なかなか捨てられないモノを処分するアドバイスなど、具体的な片づけ方も掲載されています。片づけたい気持ちが湧いてくる本です。

『行正り香のインテリア』
行正り香
講談社
定価1,680円(本体1,600円)
おしゃれな暮らしのヒントが満載

部屋がスッキリ片づいたら、次は自分好みのおしゃれな部屋づくりを楽しみませんか。
人気料理研究家が、自宅とスタジオの写真を公開しながら、こだわりのインテリアを紹介します。家具の配置や色、照明の選び方ひとつで、部屋の見え方が違ってくるのがよくわかります。アイデアを真似して、素敵な空間を目指しましょう。

『はさみでチョキチョキごはん』
祐成陽子
主婦の友社
定価1,365円(本体1,300円)
調理も片づけも手間いらず

キッチンばさみを、調理器具として使ったレシピ本です。はさみは、鶏肉などの柔らかいものを切るのにとても便利。包丁とまな板を使わないから、後片づけもラクちんです。
肉じゃがやハンバーグなど定番レシピのほか、ホットプレートで作るピザなどを掲載。包丁に不慣れな子どもにも手伝ってもらえます。忙しい日のメニューにぜひどうぞ。