リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2010年10月号]

暮らしの片付けアイデア
『月曜日はがんばるデー』
水野明日香・宮城県・主婦
 私は、毎週月曜日を「いつもより家事をがんばる日」に決めています。
 子どもたちは学校へ行っているので邪魔されることはありません。家中のシーツやマットを洗い、クッションを干し、隅々にまで掃除機をかけます。
 その時、ごちゃごちゃと目につく書類や雑貨は、廃品回収用に束ねたり、処分したりしています。
 午前中いっぱいは汗だくになりますが、きれいに片づいた居間でお茶を飲むのは気分爽快!また1週間がんばろう、と意欲が湧いてきます。
 ちなみに、雨が降ったら火曜日に順延したり、なかなか時間が取れない場合は、月に2~3度にしたりと、臨機応変に自分のペースで続けるようにしています。

 

暮らしの片付けアイデア
『洋服の片付けルール』
ローズ・兵庫県・自営業
 結婚したときに買ったタンスがあるのですが、我が家では私と夫の洋服はこの中に入るだけしか持たない、と決めています。「一つ買うなら、一つ捨てる」を実践中です。
 このルールをつくったきっかけは、結婚当初に夫から、部屋が散らかるのは服が多すぎるからだと言われたことなのですが、確かに、買ったものの一度や二度しか着ていない服は処分すると随分スッキリします。
 きれいなものはリサイクルショップにこまめに持っていきます。グラムで買い取ってもらえる所なので、微々たる金額ですが、誰かに着てもらえるかもと思うとうれしいです。
 

暮らしの片付けアイデア
『ダンボールで見せる収納』
もったいないオバさん・富山県・主婦
 我が家の収納家具のほとんどは、無料で入手したものです。なぜ無料かというと、ダンボールの空箱だからです。
 スーパーには海外のフルーツの空箱が、雑貨屋さんや酒屋さんにもおしゃれでステキな空箱はたくさんあります。それらを無料でいただいてくるのです。
 本やDVDを収納したり、子どものおもちゃの片づけに役立てています。
 ものがたっぷり入るうえに、おしゃれなデザインだから、部屋に出しっ放しでもちょっとしたインテリアになって、まさに一石二鳥です。
 

最近、嬉しかった出来事
『ダッシュで向かった先は……』
りょうちん・福井県・看護師
 先日、セルフのガソリンスタンドで給油した後、近くにあったコンビニに立ち寄りました。
 車から降り、店内に向かう途中、お店の中から見知らぬ男性が、私たちに向かって身振り手振りで何かを言っていました。
 私は彼が何を言っているのか理解できず、店に近づいていき、ガラスごしに耳をあてると、「ガソリンタンクがあいている!」と聞こえました。
 ハッとして車を見ると、本当にタンクのフタがあきっばなしに。しかも、キャップもしていないではありませんか!
 やっとわかってもらったという安堵の表情を見せる男性に、私はガラスごしに「キャップがない」と伝えると、店内から走って出てきてくれました。そして、「どこで油を入れた?」と聞き、私が「すぐそこのスタンド」と答えるとまた走り出しました。なんと、スタンドまでキャップを取りに行ってくださったのです。
 彼のあまりにも素早い行動に私と、一緒にいた子どもはただただ呆然。ふと、彼の車のナンバーを見ると、県外ナンバーでした。見知らぬ土地だっただろうに……。嫌な顔ひとつされずに、私たちにも「楽しいドライブを」と言って出発されました。
 その姿にまだ呆然としていた私の横で7歳になる息子は、「ありがとうございました」と
大きな声で頭を下げていました。私も息子につられるように頭を下げました。人のやさしさと、我が子の成長に胸が熱くなりました。
 

最近、嬉しかった出来事
『羽なし飛行機のゆくえ』
ゆうママ・愛媛県・看護師
 ある日の兄弟のやり取りです。5歳の次男が一生懸命紙飛行機を作っていました。でも、ちっとも飛ばない様子。
 そこで、悩んだ次男は小学3年生の長男に相談をしました。
 すると、真剣な表情をして、
 「この飛行機、羽がないぞ」と兄。
 「忘れとった」と弟。
 一体どんな飛行機を作ったのかと覗きこんでみると、紙をただ折っただけのものでした。
 可愛い息子たちのほほえましいやり取りに、なんだか嬉しくなりました。

 

ちょっと、笑える失敗談
『挿しっぱなしにご注意を』
漬物大好きM2・埼玉県・事務
 息子が一人暮らしを始めたアパートへ行ったときのことです。留守だったため、合鍵で部屋に入り、掃除と洗濯をし、スーパーに買い物に出かけました。
 買い物が終わり、アパートに戻ると、ちょうど息子も外出先から戻ったところでした。
 そのまま一緒に家に入ろうとした瞬間、私の目に飛びこんできたのは――、なんとドアの鍵穴に挿さったままになっている合鍵でした。
 出かけるときはまったく気がつきませんでした。もし泥棒にでも入られていたら……と思うと背筋がゾッとしました。
 息子に「まだボケてもらったら困るよ」と突っ込まれた母なのでした。
 

ちょっと、笑える失敗談
『確かに、こうし柄!?』
あらら・東京都・会社員
 ある日、友人が「誕生日のプレゼントは何がいい?」と電話をしてきてくれました。私は「ハンカチがいいな」と答えました。
 「どんなの?」「柄もの? こうし柄が好きなのね!」 「OK!」と彼女。
 さて、誕生日の当日。「探したよ。なかなかなくて~」と友人から手渡されたプレゼントを開けて、私はビックリしました!
 それは「子牛」がたくさんついているハンカチでした。ちなみに子ども用品売り場にあったそうです……。
 

私のおすすめおつきあい術
『自分から先に挨拶を』
豊巻智子・岩手県・主婦
 私がスムーズな人間関係を築くうえで心がけていることは、自分から先に挨拶をすることです。
 3歳8ヵ月の娘も、ご近所はもちろん、お散歩中にすれ違う方にも、「こんにちは」「さようなら」「ありがとうございます」と笑顔で頭を下げます。
 そうすると、必ず、相手の方は笑顔で挨拶をしてくれます。この挨拶のおかげで、私も娘もたくさんの方々に知ってもらえるようになりました。ちょっとしたことですが、心も豊かになるように思います。
 これからも、娘とともに自分から先に挨拶を心がけていきたいと思います。