リーダーズクラブ [PHPくらしラク~る 2012年10月号]

私の時間の使い方
スケジュール表で充実感
りんごちゃん・兵庫県・主婦
 キャリアウーマンだった頃の私は、手帳を肌身離さず持ち歩いていました。仕事上の約束事や遊びの予定を時間ごとにまとめて、スケジュールに合わせて飛び回っていました。
 専業主婦になった今は、もう以前のように出歩くことは無いけれど、やっぱり私の隣には大学ノートのスケジュール表があります。「何日の何時までに、これをする」など、細かくいっぱいに記入しています。そして、「すること」をやり終えるたび、ひとつずつ赤ペンで消していきます。
 娘は「まるで小学生の夏休みのスケジュールと同じだね」と笑っていますが、単純な日々の繰り返しの中にも、このスケジュール表があれば、自分なりの工夫もアイデアも生まれ、一日の充実感が味わえます。
 私にとっては、スケジュール表に書いたことをひとつずつ実行していくことが楽しみでもあり、日記代わりのようなものでもあります。

私の時間の使い方
“ながら家事”で効率アップ!
チョコモンブラン・広島県・主婦
 最近の私は、“ながら家事”にはまっています。
 親しい人との電話はついつい長電話になるので、片手に受話器、片手にモップを持って、おしゃべりしながら床掃除します。電話が終わる頃には部屋はピカピカ、気分も晴れ晴れで、いい感じです。
 夕食作りには、圧力鍋の出番! 材料をセットしたら、鍋が調理してくれている間に洗濯をたたんだり、布団を敷いたりします。
 そして、一日のラストはお風呂。湯船に浸かりつつ浴槽をササッと掃除したら、洗髪後のトリートメント成分を浸透させる間に床掃除をします。
 こんなふうに、自分にとって負担にならない程度に“ながら家事”を継続しています。こうして節約できた時間は、私だけの時間に加えられるからウレシイ。まだまだ効率的な時間管理の方法を模索中の私です。

私の時間の使い方
モーニングで自分時間
なお・京都府・主婦
 家事や育児に追われ、時間のなさに疲れてリフレッシュしたいときには、喫茶店のお得なモーニングでおひとりさまの時間を満喫しています。価格も手ごろだし、主婦にとって、人が作ってくれた料理や人がいれてくれた珈琲を味わう喜びは格別です。
 家にいると家事が気になってなかなかはかどらない読書なども、喫茶店でならばどんどん進みます。
 一時間ゆっくりするだけでいい気分転換になり、家へもどってからはやる気スイッチが入ります。

フリートーク
お気に入りの食器にチェンジ
ゆきこ・北海道・絵描き
 毎日の食器洗いは、ときどきとても億劫です。でも私は、お気に入りの食器を洗っているときは楽しい気持ちになります。
 そこで、普段使っている食器や、物置きにしまいこんでいた沢山の食器の中から、今の私の好みに合う物を改めて選びなおして、食器棚に並べました。
 好きな食器は、見ているだけで嬉しい! それに、洗うのも拭くのも楽しいです。
 これで弾みがついて、食器以外にも、長年の習慣で使い続けているけれど違和感のある物を整理しました。それだけで気持ちがすっきりして、暮らしが楽しくなりました。

フリートーク
いいこと山盛り、ランニング
おたんこナースママ・静岡県・看護師
 子どもの頃から太っていて、運動が大の苦手だった私ですが、母乳育児でやせたのをきっかけに、ウォーキングを始めました。
 その爽快感にはまり、やがて走り出してもう4年。育児に家事に仕事にとドタバタの毎日ながら、たとえ短時間でも走ると、ドバーッと流れる汗とともに悩みやストレスも流れていきます。
 速くは走れませんが、夫の協力で練習時間を作り、フルマラソンも2回完走しました。
 走るのは一人きりで、途中苦しくなると自分の弱さととことん向き合います。それでも前進し続けるうちに、自然に前向きな気持ちが芽生えてきます。応援してくれる人や運営ボランティアの方など、いかにたくさんの人に助けられているかということもしみじみと感じられます。
 ゆっくりランニング、おすすめです!

フリートーク
人寄せオーラ、発生中!?
みみ子・石川県・団体職員
 私はなぜか、知らない人によく話しかけられます。
 ある日、一人でスーパーで品定めをしていると、見知らぬおじいちゃんが「どれ選んだらいいかね?」。その次には、知らないおばあちゃんが、「これ、どうやって食べるの?」
 またあるときは、野菜つめ放題のコーナーで一人頑張っていると、いつの間にか周囲に沢山のライバルが出現! そして、見知らぬ同士でスーパーの情報交換が始まりました。先日はついに、メモ用紙を手にしたアジア系の外国人にまで「コレハドコデスカ?」と声をかけられました。
 どこから見ても店員さんに間違えられるような服装ではないし、ニコニコ顔でもない私。何かのオーラが出ているのか……。まったく、不思議なのです。

聞いて聞いて! 私の家族
生まれついての遊び人!?
ころわん・茨城県・パート
 一歳八カ月の息子は、ズバリ、筋金入りの“女好き”です。
 とにかく男性が苦手で、近くで顔を見ただけで「ギャーッ」と泣きます。もっと小さい頃はパパもダメでしたが、最近ようやく、「世話をしてくれて、遊んでくれる存在」ということがわかり、なつくようになってきました。
 逆に女性であれば、年齢問わず誰でもOKで、ベタベタとすり寄っていきます。とは言え、やはり美人が好きなようで、若くて美しい店員さんを見ると、ニコニコ、デレデレしています。隣の家の小学四年生のお姉ちゃんも、美人なうえにかわいがってくれるので大好きです。
 母としては、そんな息子の将来がちょっぴり心配ですが、ある人には「男好きよりいいんじゃない」と言われました。確かに、そうかもしれませんね……。

聞いて聞いて! 私の家族
夫からの“プレゼント”
ともこパン・広島県・主婦
 我が家は家族全員が同じ美容室に行っています。
 ある日、私が一人でその美容室に行きました。髪を切ってブローしたあとマッサージをしてもらったのですが、明らかにいつもよりも時間が長い……。
 あれ? と思って聞いてみると、前回主人が来たとき、最近私が疲れている様子だからたっぷりマッサージしてくれるように、そしてこのことは私には内緒にするように、お店の方にお願いしてくれたそうなのです。
 普段口では感謝を表わすことのない主人の思いやりに、幸せを感じました。

ちょっと笑える失敗談
気持ちだけは、伝わった?
ババリンリン・千葉県・主婦
 地元にいる中高時代の友人から、「ようやく赤ちゃんが産まれました」とのメールが届きました。喜んだ私は早速、男の子でも女の子でも通用するベビーグッズをお祝いに送りました。
 しばらくして、友人からお返しの品が届きました。そこに同封されていたのは、かわいい子犬の写真……。そう、赤ちゃんとは、犬の赤ちゃんのことだったのです!
「犬の」と伝え忘れる友人も友人なら、詳しいことを確認もせずにお祝いを贈る私も私。お互いのうかつさに、久しぶりに大笑いしました。