おすすめの本 [PHPくらしラク~る 2012年10月号]

カリスマ主婦トレーダーが教える 夢を叶える人のすきま時間術
山本有花
日本経済新聞出版社
定価1,470円(本体1,400円)
毎日の充実感がアップする

「時間が足りない」と嘆くよりも、やりたいことがあるなら、生活を見直して時間を見つけてみませんか? 二児の母であり、カリスマ主婦トレーダーの著者も、そうして夢を叶えた一人です。
 著者が注目したのは、家事と家事の合間に流れる何気ない時間。このすき間時間「15分」を「一ポテンシャル」、略して「一ポテ」と名付け、自分のために使おうというのが著者の時間術です。すきま時間を活用するメリットは、家事や子育てにあまり影響なく自分時間を確保できるところ。15分はわずかな時間ですが、積み重なればまとまった時間となります。
 ポテ数は、多いほど夢が叶うのが早くなりますが、取り方にコツがあると言います。例えば一日三ポテなら、連続で45分取るのではなく、集中力がキープできる15分を3回別々に取るほうが、ダラダラせず効率がいいそうです。また、「洗濯物を干した後の15分間、必ずエクササイズをする」といった具合に、毎日同じすきま時間に同じことをするのが、目標や夢を叶える近道だとアドバイスします。
 この本は、まとまった時間がないと何もできないという固定観念を、気持ちよく覆してくれます。たとえ忙しくても、夢や目標に少しずつ近づいていると思えば、やらなければいけないことにも楽しく取り組めて、いつもの毎日が違って見えてきます。

ポリ袋漬けのすすめ 気軽で簡単おいしさ本物
萩野恭子
文化出版局
定価1,575円(本体1,500円)
困ったときのお助け料理

 忙しいときは鍋ひとつでも洗い物を減らしたいもの。本書は、切った材料と調味料をポリ袋に入れて漬けるだけの超お手軽レシピ集です。
「鶏肉のヨーグルト漬け」や「鯛の昆布付け」など、肉や魚を漬けて冷蔵庫保存しておけば、メイン料理もすぐに完成します。アレンジの方法も載っているので、たくさん作って使いまわすと便利です。

シンプルを楽しむ 北欧の幸せのつくり方
エディシォン・ドゥ・パリ 編
ハースト婦人画報社
定価1,890円(本体1,800円)
家族と過ごす幸せな時間

 自然と寄り添い、家族と過ごす時間を大切にする北欧の人々。スウェーデンの素敵なお家と、そこに住む人々の日常が切り取られた美しい写真からは、ゆったりとシンプルに暮らすことの魅力が伝わってきます。
 スウェーデンのオシャレな雑貨や家庭料理なども紹介されていて、心地よい家時間を過ごしたい人いおすすめの1冊です。

忙しい人ほどうまくいく! たった15分の週末家事
沖 幸子
青春出版社
定価1,260円(本体1,200円)
短時間でラクに家事を終了

 平日は掃除や整理する時間がなくて――。それなら週末に少しだけ時間を取って頑張りましょう、と提案するのはドイツ流の“家事の賢人”。
 ポイントは、一点集中で取り組む場所を決めること。家事は時間と範囲を区切ってメリハリをつけて行うほうが、スムーズにできるのだとか。参考にして手早く家事を終え、週末を楽しく過ごしましょう。