おすすめの本 [PHPくらしラク~る 2013年8月号]

『小さなことに左右されない「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』
水島広子
大和出版
定価1,470円(本体1,400円)
自分らしく生きるヒントが満載

他人から言われたひとことに傷つき、「あー、私はダメなんだ」と落ち込むことはありませんか? また、新しく何かを始めるとき、「できるだろうか」と不安でいっぱいになることもありますね。そんなクヨクヨした気持ちから抜け出す方法を教えてくれるのが本書です。
こうした“クヨクヨ”の背景には自信のなさがあると、精神科医の著者は言います。特に、世間から“いい人”と思われている人の中には、自信のない人が相当いるとか。他人が自分をどう思っているかが過剰に気になるので、自分の望まないことでもついつい引き受けてしまうのです。このような状態が続くと、ストレスが溜まります。
そうしたストレス状態から抜け出すためには、「今の私はこれでいい」という感覚を得ることが大切です。
自分の過去の行動を後悔するよりも、「あのときにはそうするしかなかった」と、現状を受け止めた上で、気持ちを前向きに切り換えることがポイントです。また、他人が自分に下した評価は、あくまで相手の考え方。「それ以上の意味を持たない」と受け流す必要があります。
本書では、自分の「自信のなさ」に気づくことから始まり、九つのステップを少しずつ上ることで、自分らしさを取り戻す方法が紹介されています。きめ細やかなアドバイスに従って、自分を勇気づける方法を身につけ、毎日をはつらつと過ごしましょう。

『「限りなく少なく」豊かに生きる』
ドミニック・ローホー著
原 秋子訳
講談社
定価1,260円(本体1,200円)
シンプルライフで軽やかに

毎日バタバタして、落ち着かない気持ちでいる人に読んでほしいエッセイ集です。
禅にくわしい著者が、ものや人に執着することを控え、心をすっきりさせるヒントを紹介します。「持ちものを選び、数を減らす」など、暮らしのシンブル化を通して自分を見つめなおし、ストレスを軽くしてみませんか。

『「脳の疲れ」がとれる生活術』
有田秀穂
PHP文庫
定価500円(本体476円)
イライラの理由がわかる

なんとなく調子がよくないとき、その原因は「脳の疲れ」かもしれません。“幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンや睡眠ホルモンなど、脳内物質の分泌が十分でない状態です。
「家族との会話を楽しむ」「喜怒哀楽を表に出す」など、脳生理学者がすすめる方法で、脳と心の健康を取り戻しましょう。

『うちで食べる台湾式ごはん』
内田真美
マイナビ
定価1,680円(本体1,600円)
マンネリ脱出のレシピ集

台湾の家庭料理を紹介する一冊です。厳しい残暑でバテ気味のときに作ってみたい、酢を使った肉料理やヘルシーな野菜のおかずなど、内容は盛りだくさん。
「台湾風あえ麺」「鶏肉飯」など、お手軽な一品料理もあり、昼食などにも便利です。身近な食材で目新しい味を楽しんで、体も心も元気になりたいですね。