取締役実践講座

研修のねらい

取締役、取締役候補の方々に「プロフェッショナル経営職」として活躍するために必要な要素を総合的に習得していただくための、本格的な学びの道場です。集合研修と実践を繰り返す3カ月間の継続的な学習によって、変革期の経営を担うマインドとスキルを修得していただきます。

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変革期の経営を担う取締役の責任は、以前とは比べものにならないほど重くなりました。また、果たすべき役割は、その内容が変化し、かつ求められるレベルが年々高くなっています。

ここ数年「取締役になる前に、必要な要素を体系的に学んでおくべきだった」という声を多くの方からお聞きするようになりました。管理職から取締役へ。その節目で、取締役に求められるマインドとスキルを体系的に学べるかどうかは、その後の企業の存亡にかかわる大きな問題なのです。

「プロフェッショナル経営職」に求められる実行力

取締役にはプロフェッショナル経営職として「実行力」が求められます。その実行力は「使命追求力」「変革力」「人と組織を動かす力」「稼ぐ力」の4つの要素で構成されます。そして、その4つの力を支える土台となるのが「経営者としての覚悟」といえるでしょう。

経営者としての覚悟を確かなものにするために

本研修では、ＰＨＰ研究所創設者である松下幸之助の経営哲学をベースに、独自開発したプログラムをご提供します。
大正、昭和、平成と日本の激動の時代を駆け抜け、松下電器（現パナソニック）を一代で世界的企業に成長させた松下幸之助は、困難な時代の経営者のあり方について、次のように語っていました。

こういう困難なときにもなお向上心を弱めず、さらに志を固め、本来の使命に立脚して、そのなすべきことを断固としてやっていくという努力を続けていくならば、そこに必ず、かつてないほどの知恵才覚というものがわいてくる

『わが経営を語る』松下幸之助・著

かつてないほどのスピードで経営環境が変化していく今、経営の舵取りを担う取締役には、経営者として「やりぬく覚悟」が問われています。
知識・スキルを習得するだけでなく、受講者の内面に働きかけ、経営者にふさわしい人間観・人生観を獲得していただく。取締役として「戦い方」を身につけるだけでなく、「あり方」にもアプローチする。それが、ＰＨＰゼミナールの取締役研修の最大の特徴であり、創設者・松下幸之助が大切にした経営者養成の根幹でもあります。

公開セミナー「取締役実践講座」の特長

（１）一貫性・継続性のある学習システム
本研修は3カ月間の研修カリキュラムで構成されています。集合研修から次の集合研修までの期間には「インターバル課題」に取り組んでいただきます。受講者一人ひとりが、研修での学びをふまえて自社の課題を抽出し、現場での取り組みを進めることで、研修転移を確実なものにします。

（２）バランス感覚を重視したプログラム
本研修では、マインドと経営理論をバランスよく学びます。マインドとは、経営リーダーが自らの実務経験や、社会観・人生観などの思想のもとに築き上げる、経営に対する基本的な考え方であり、経営理論とは、経営学の理論や戦略的な思考法、心理学、マネジメントスキルなど、経営をより効率的・実践的に進めるための知見を指します。それらは、いわば事業を前に進めるための車の両輪であり、どちらもが経営リーダーに欠かせないものです。

（３）心を揺さぶる感動
研修プログラムには「特別講話」が3日間とも盛り込まれています。企業現場の第一線で変革を成し遂げた名リーダーたちが直接語りかける生の体験談は、他では得られない感動や気づきを受講者にもたらし、行動変容のきっかけとなります。

異業種交流が意識変革を促す

３日間の研修プログラムには、経営リーダーとしての意識変革を促す仕掛けを随所に用意しています。特に、異業種から参加する同じ立場の受講者とのグループ討議や、講師も交えて悩みや本音を共有できる懇親会が大きな刺激となり、意識変革を促します。

期待効果

• 経営者の覚悟を持って事業を推進する真のプロフェッショナル経営職へと成長
• 人と組織を動かす企業風土の変革を実現
• 未来の事業を創造する「稼ぐ取締役」として経営を牽引
• イノベーションの担い手に求められるマインドとスキルを獲得する

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