おすすめの本 [PHPくらしラク～る 2013年10月号]

書くことで、頭も心もすっきり

「することがいっぱいで、時間がない」。日々の暮らしの中でそう感じていませんか？　主婦にはこまごました家事や仕事、育児など、しなくてはならないことがいっぱいです。
そんな人におすすめしたいのが本書が紹介しているメモの活用法。「すぐやること」「した方がいいこと」を中心に、頭の中に浮かんだ「雑念」をふせんタイプのメモに書き出していきます。さらに「やってみたいこと」「嫌な気持ち」など、心の動きも書きます。それらのメモが頭の中を見せてくれるのです。
メモには「〇〇さんにメールを送る」「子どものおけいこの月謝を払う」「お米を買う」など、さまざまな内容が現れるはずです。これを「緊急度」と「重要度」に応じてノートに仕分けし、実行していきます。急いでいるときにメモを書くのは効率が悪そうな気がしますが、書いて「メモ化」することで集中力が増し、作業が早く済むというメリットがあるそうです。
また、「英語を習いたい」「温泉に行きたい」などの夢に関するメモも大切です。メモは書いた人の感性の現れ。これからの生き方のヒントも隠されています。グチや不満などのネガティブな感情も、書くことで自分なりに消化し、解決策を見つけることができます。
この他にも、メモの内容を実行しやすくする方法などいろんなアドバイスが満載。参考にして、心と時間の余裕をつくりだしてみましょう。

心豊かに過ごす穏やかな日常

ゆったりとした気持ちで家事を楽しんでいる著者の、穏やかな日常を綴ったエッセイ集。家具や洋服のお手入れ方法やお茶の滝れ方、季節の行事など、多彩な内容を美しい写真と親しみやすい文章で紹介しています。
著者による手書きの家事ノート、おしゃれな着こなし、秋の小旅行など、読むだけでリラックスできるページも魅力です。

言葉の持つ力を信じたくなる

生活コラムニストの著者は、願いごとをノートに書くことで「チャンスを逃さず、運を着実に集めるくせがつく」と言います。今までぼんやりと考えていた夢を願いごととして、文字にすることが大切なのですね。
できるだけたくさん願いごとを書き、時々取り出して、叶ったかどうか確かめてみましょう。ペンと一冊のノートで、夢への第一歩を踏み出してみませんか。

家庭料理がグンとおいしく

自宅料理教室で好評な105種類を紹介。目先を変えた定番料理「塩肉じゃが」「とろとろ親子丼」、ポイントを押さえ、作りやすくした「サーモンのポテト包み焼き」「栗のロールケーキ」といったおもてなし料理など、もりだくさんの内容です。
調味料や器選びのコラムもあり、楽しく読めます。毎日の食事づくりに役立つ、おしゃれな料理集です。