代表者からのメッセージ 笑顔が輝く社会の為に

 PHP研究所は昭和21年11月3日、第二次世界大戦直後の混乱のなかで、“世と人の繁栄、平和、幸福に寄与する”という松下幸之助創設者の強い思いのもと産声をあげました。

 当時の日本の社会は、敗戦による困窮・混迷の只中にあり、人々の悲惨な生活を目の当たりにした創設者は「これが人間本来の姿なのだろうか」と悩み考え抜いた末、「人間は物心ともに豊かな繁栄によって、平和で幸福に生きることができるはずだ。その繁栄の道を衆知を集めて探求し、人々に訴え、呼びかけてよりよい社会の実現をめざしたい」と決意したのが始まりでした。

 爾来、そのための方策を幾多の先人や今日の有識者に学びつつ研究活動を続けるとともに、その成果を一人でも多くの人々に広めるため、月刊誌『PHP』をはじめとする各種雑誌や書籍の出版・普及活動、またPHPゼミナールやPHP友の会を通じた啓発・実践活動を積極的に展開してまいりました。

 おかげさまで、現在では広く社会の皆様の共感をいただき、着実に活動の輪が広がりつつあることはまことにありがたく心から感謝いたしております。

 一方、日本と日本を取り巻く環境は日々激しく変転し、急速なグローバル化や深刻な自然災害等を契機に人々の価値観が揺らぐような大転換期を迎えています。

 弊社の活動も、今こそ創設の原点に立ち返るとともに、不易流行という言葉があるように、変えてはならないことと変えるべきことを見極めつつ、皆様方のお力添えをいただきながら、人類共通の願いともいうべき世と人の繁栄、平和、幸福の実現をめざして、さらに力強く歩を進めてまいりたいと存じます。

 皆様方には日頃のご支援に感謝いたしますとともに、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。


株式会社PHP研究所社長

清水卓智

(しみず・たかとし)