Our Aspiration
私たちには「願い」があります
一人ひとりがよりよく生き、よりよい社会をつくるために、
私たちは活動しています。

Be Truly Successful

松下幸之助の考える「人間としての成功」とは、自分に与えられた天分を十分に生かし切ることです。天分とは、人間おのおのに固有の特質です。
一般的には、高い社会的地位や名誉を得た人、あるいは財産をつくった人が成功者といわれています。こうした社会経済的な成功は確かに成功の一つの姿ですが、また別のかたちの成功もあると松下は考えていました。
「昔から十人十色といわれるように、人はそれぞれ、みな違った持ち味、特質をもって生まれついています。性格にしても、素質や才能にしても、自分と同じという人は地球上に一人もいないのです。そしてそのように、異なった持ち味、特質が与えられているということは、いいかえれば、人はみな異なった仕事をし、異なった生き方をするように運命づけられているのだとも考えられます。ある人には政治家としての天分なり使命が与えられているかと思うと、他のある人には学者としての天分、使命が与えられている。また、医者や技術者、画家や歌手、建築家や商人等々、さまざまな仕事をしていくにふさわしい天分、使命が、それぞれの人に与えられている、ということだと思うのです」
「私は、成功というもののもう一つの姿とは、自らに与えられたこうした天分を完全に生かしきり、使命を遂行することだと考えるのです。それが人間としての正しい生き方であり、これこそが、人間としての成功と呼べるものではないでしょうか」
Harnessing Your Talent

世界の人口は80億人を超えるといわれていますが、同じ人間なのにその顔つきが一人ひとり異なるように、その天分や特質もそれぞれに違います。松下はそんな人間の多様性には、人間が繁栄、平和、幸福を実現するうえで、大きな意味があるのではないかと考えました。
しかし社会経済的な成功を唯一の成功であるとみなせば、誰しも経済的な財産や社会的な名誉ばかりを求めるようになり、せっかくおのおのに与えられた天分や特質をゆがめてしまいます。また、そうした成功を得られず、かえって向かない商売などに手をつけて失敗したとなれば、絶望感にさいなまれ、生きがいを失うことにもなりかねません。けれども天分を生かすことを成功とみなすのであれば、誰にでもその可能性はあり、また自然に与えられた特質を生かしていくことが人間本来のあるべき姿であると松下は考えました。
ではどうしたら、人は自分の天分を見出すことができるのでしょうか。まず松下は、見出したいという願いを強く持ち続けることで、おのずと見つかる場合が多いといいます。しかし、私心にとらわれて「素直な心」が欠けていると、ともすれば自分を過大評価するようになり、真の適性を見失うこともあると指摘しました。
Sunao Mind
実践すれば、誰もが強く正しく聡明になれる。
松下幸之助が発見した成功者の心の持ち方とは?

Our Aspiration
一人ひとりがよりよく生き、よりよい社会をつくるために、
私たちは活動しています。
Supporters
PHP研究所の活動を支え、ともに広げてくださるmyPHP会員を募集中です。
書籍プレゼントやメルマガ、モニター募集などの特典もご用意しています。