ゴルフ練習帳2
パター練習帳
これで、「絶対感覚パット」が身につく

　朝の練習グリーンで、誰かが「おお、今日のグリーンは速いなあ」と言うと、「今日のグリーンは速くて難しい」という情報が無意識のうちに潜在意識へインプットされてしまう。このような「無意識の反応」は、ゴルフにはつきものだ。「ゴルフは心理ゲーム」と言われるゆえんである。とくに、パットは自分の精神力との戦いである。では、精神面を鍛えるにはどうすればいいのか。著者は「精神的体力」を養う――同じ練習を何度も何度も繰り返しできる粘り強さ、忍耐力を身につけることだと言う。

　本書ではパット時の圧迫感の中で、すみやかかつ簡単に対処でき、よい結果につながる、最小で最大限の効果が出る練習法をまとめている。とくに、本書で紹介する練習法は、最近の主流である「高速グリーン」を前提にしており、実戦的である。あとは、読者がいかにそのシンプルな練習を何度も繰り返しできるかに、上達の成否はかかっている。