人を育てる時代は終わったか
発売日
2008年02月20日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69818-2

人を育てる時代は終わったか
揺らぐ職場の人材育成

著者 荒井千暁著 《日清紡(株)統括産業医》
主な著作 『職場はなぜ壊れるのか』(ちくま新書)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 米国流の成果主義やMBA的経営は職場に何をもたらしたのか。「人が育つ」という企業の根幹は今後、どうあるべきか。骨太の論考。



 一九九五年は成果主義元年、リストラ元年、非正規雇用元年と言われる。それから十年以上経過したが、職場ではうつ病対策やメンタルヘルスが喫緊の課題になっている。このような状況について、著者は感慨をもらす。「多くの職場を眺めていて感じることは、誰もがびくびくしながら疑心暗鬼になって仕事をするようになったことだ。とりわけ一九九五年以降、成果主義という手法が導入されてから、働く人たちのなかに生じた疑心暗鬼が顕在化している」。明らかに職場は病み、荒んでいるが、いったいどこから手をつければ良いのか――。目にとまったのは≪人材育成≫だった。人を育てることは大事なことだと企業は言いながら、その実、なおざりにしていないか? 人は本来、環境次第ですこやかに育つものだが、その環境はどのように作ればよいのか? 本書は、産業医として多くの職場と働く人たちを眺めながら、人材育成と職場の再生について再考した骨太の論考である。