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女帝論

女帝論
「天皇制度」の源流を訪ねて

呉善花著 《評論家、エッセイスト》

日本社会特有の「女性優位の心理」は、いかなる精神文化に由来しているのか――。「天皇制度」の源流を訪ねながら、独創的な日本論を展開。

税込価格
1,540円(本体価格1,400円)
発売日
2004年05月21日
判型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63648-1
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Content

内容



 天皇が政治的な統治権力を持っていたのは歴史のなかでわずかな期間であったが、一貫して日本の精神文化的な象徴権威としてあり続けてきた。なぜ権威の持続が可能だったのか。本書はこの問題を追究する一冊として書かれている。

 著者は、天皇の精神文化的な権威の核にあるのは自然宗教的なものではないか、そのなかには自然生命を育む母性への信仰が半分はあるのではないか、それを保持し続けてきたことが皇室の持続を可能にしてきたのではないか、と推論する。日本には、古くは彼方の山や鳥などを遥拝する自然信仰があり、各地の氏族共同体の祭祀を行う巫女が山の神や島の神を祀る。さらに、神霊と接触することから巫女を神のキサキとみなし、崇拝する信仰が生まれ、それらが語り継がれていく中で女神信仰が生まれた――。

 日本全国の女神の由来や足跡を訪ね、壮大な古代ドラマの中に女帝の本源を探る、著者渾身の一冊。女帝の是非をめぐる論議に一石を投じる!

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