「うつ」をやめれば、楽になる
やっかいな心の荷物をおろしなさい

　「心おだやかな毎日」を選ぶか、「うつ」を選ぶかは自分次第――。著者は「多くの人々は幸福な人生を選ぶことができるにもかかわらず、自らうつを選んで幸福を遠ざけている」と言います。「なにも好き好んでうつになっているわけではないのに……」と思う人もいるかもしれません。ではなぜ人は「うつ」になってしまうのでしょうか？

　本書では、アメリカで№1の精神科クリニックを営む二人の医師が、人がうつになってゆくメカニズムとそこからの脱出法を解説します。「自己肯定感が欠落しているとうつになりやすい」「“抑圧された怒り”と向き合う方法」「うつを演じることで得られる利益がある」「うつから抜け出す7つのマニュアル」「誰一人完璧な人はいないことを知る」など、うつの正体と克服法をやさしくアドバイス。簡単で具体的な解決策ばかりなので、「これならできる」と思われるに違いありません。

　「心のかぜ」をひいた多くの人を救った一冊。