文蔵 2010．3

　【特集】小説で歩く「東京」
●◎インタビュー　石田衣良「新しい時代を見るためには、東京を見ることが欠かせない」
●◎インタビュー　朱川湊人「下町の風景には、「ノスタルジー」と「闇」がある」
●◎インタビュー　原　宏一「街をリアルに描くことで、"人間"のリアルに迫りたい」
●ブックガイドルポ　小説片手に「東京散歩」
●中央線◎『高円寺純情商店街』『ドラママチ』ほか
●坂道◎『霞町物語』『喋々喃々』ほか
●銀座・日本橋◎『新参者』『ヤッさん』ほか
●はとバス◎『一瞬の光』『東京タワー』ほか
●"東京小説"の明治・大正・昭和・平成……細谷正充

　好評連載小説
●宮部みゆき　桜ほうさら（13）

　連載小説
●安部龍太郎　義父信長　獅子王氏郷（3）
●池永　陽　特別な貧乏人　向こうがわの蜂（3）
●ヒキタクニオ　Synchronicity　跪き、道の声を聞け（3）
●大倉崇裕　一週間　白虹（6）
●加治将一　譜理冥尊の暗号　倒幕の紋章［闇の番人篇］（7）
●小路幸也　帰去来　ラプソディ・イン・ラブ（9）
●仙川　環　工場の気持ち　人体工場（10）
●江上　剛　安田屋開店　成り上がり─安田善次郎伝（15）
●山本幸久　鷭市の宝　ジンリキシャングリラ（終）
●香納諒一　襲撃　熱愛（17）
●中村彰彦　材木町まで　花ならば花咲かん（24）
●高橋克彦　風の陣　その六　風の陣［裂心篇］（27）
●火坂雅志　信長上洛　その五　鬼神の如（30）

　話題の著者に聞く
●藤谷　治『船に乗れ！』「決してヒーローではなかった」我々を描いた青春小説です

　【連載ノンフィクション】
●河合香織　土曜午後四時　母を看取るために　ウィークエンド（6）

　連載エッセイ・漫画
●今日マチ子　ペコポコ（2）
●茂木健一郎　平凡な世界の中に不思議を　言葉と測りあうために─心と脳に効く名言（5）
●鹿島　茂　分裂する時間　『失われた時を求めて』を完読する（27）
●竹内一郎　矛盾を矛盾のまま受け入れる　ここ一番に強い人（12）
●佐藤幹夫　佐世保工業高等専門学校の就労支援を中心に（2）「生きづらさ」を抱えた人たち─「発達障害」という窓から（8）

　連載講座
●佐藤　優　オウム返し話法とお金の哲学を得よ　佐藤優に学ぶ「人たらしの極意」─生き残りの流儀（14）