入門 シュンペーター
資本主義の未来を予見した天才
「イノベーション論」の巨星の経済思想を解説。日本経済が凋落した理由、米国でイノベーションが起こる理由が明快にわかる!
- 税込価格
- 1,540円(本体価格1,400円)
- 発売日
- 2024年11月15日
- 判型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-85618-6

Content
「創造的破壊」という言葉を広め、「イノベーションの理論の父」と呼ばれるシュンペーター。本書では彼の理論や、彼の影響を受けた現代の経済学者(ラゾニックなど)の理論について解説し、シュンペーターの理論が今日の資本主義の本質を理解する上でも極めて有効であることを示す。
さらに日本経済が長い停滞に陥った理由が「シュンペーターの理論とは正反対のことをやり続けたから」であることを明らかにする。
●イノベーションを起こすのは「精力的な人間」。「精力的」な人間とは、「快楽主義的」な人間のように、与えられた環境に適応しようとはしない人を指す
●シュンペーターの『経済発展の理論』が正しければ、主流派経済学の理論が想定しているのは、経済発展もイノベーションも存在しない「静態的」な世界である
●資本主義の三要件の一つは、「無」から貨幣を創造する民間銀行という機関が存在することである
●主要31カ国の中で、経済成長率が他のどの国よりも低いだけではなく、政府支出の伸び率も他のどの国よりも低い国が、日本である
●シュンペーターは、「創造的破壊」を起こすのは、起業家ではなく、大企業組織だと論じていた
●アメリカで、企業の「内部留保と再投資」の戦略・「終身雇用」の慣行から、「人件費の削減と株価の分配」への転換を正当化したのが、1980年代に台頭した「株主価値最大化」というイデオロギーであった
●iPhoneを生み出したのは、スティーブ・ジョブズの天才性によるものであるが、政府の支援なしには、生み出し得なかったであろうことも否定できない
●シュンペーターが予見する資本主義の未来──資本主義は崩壊して社会主義になるが、それは、資本主義が成功するからだ(そして実は、シュンペーターのいう「社会主義への前進」は、現在もゆっくりと進んでいる)
●少子化を予測したシュンペーター──、合理主義の精神が支配する資本主義社会では、人々は子供をもたない、あるいは一人しかもたないという傾向が強くなる
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