えにし
〈絆〉時代小説傑作選
夫の形見を捨てる妻、気の合わない相棒、年の離れた友人……江戸を舞台にさまざまな縁でつながった者たちの哀歓を描くアンソロジー。
- 税込価格
- 1,254円(本体価格1,140円)
- 発売日
- 2026年11月06日
※概ね、この2日後に書店店頭に並びます - 判型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-90616-4

Content
シリーズ累計60万部突破!
江戸の町はご縁でつながっている――
●「目白坂の難」(西條奈加)手習所「銀杏堂」から間もなく巣立つ増之介と角太郎は、姉のために弟連れで薬草を探す桃助と出会う。途中で出会った姉妹とともに、大名屋敷の跡地にあった御薬園を目指すが、道に迷い、日が暮れてしまう。さらには野犬の群れも現れ……。
●「箱根たんでむ」(桑原水菜)小田原の寅組の駕籠かきに、脚は速いが仲の悪い侘助、漸吉のコンビがいた。寅組をバカにする辰組のコンビ「伊賀三」に怒った漸吉は、勝手に駕籠かき勝負をやることに。しかし息が合わず、負けそうになった二人に対し、女客が思わぬ秘策を授ける。
●「道を問う者」(馳月基矢)父の後を継いで手習所の師匠を務める勇実のもとに、勘定所で働く尾花琢馬が訪ねてきた。彼の目的は、近々空きの出る勘定所の席に、勇実を迎えること。元支配勘定だった父に対しての複雑な心境もあり、勇実は思い悩むが……。
●「形見草子」(浮穴みみ)札差の娘のおまきは、二十三歳にもなって独り身。見合いを重ねるおまきだったが、蘭方医の修行をしている順庵と出会い、ときめきを覚える。順庵は、蘭方医の娘との間で心無い噂を立てられていたが、おまきは気にしない。しかし噂の真相を知り、おまきはある決断をする。
●「清経の妻」(澤田瞳子)金春流の中村平蔵に弟子・豊太郎は、能役者を辞めた兄から、伯父の形見に箔をつけるため、平蔵に目利きをしてほしいと依頼される。兄を嫌う平蔵には頼めないと悩む豊太郎は、とある縁で出会った元南町奉行の鳥居胖庵を思い出す。
友達、夫婦、同僚など、さまざまな形の絆を描いた時代小説アンソロジー。
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